第1回: 43.日本の近現代史を総括:江戸以前~江戸期
第2回: 69.日本近現代史の総括:明治~
第3回: 73.日本の近現代史の総括:日露~昭和・敗戦
第4回: 77.日本近現代史の総括:年表(ソ連建国以降)
日露戦争後の、大衆の熱狂の焦臭い動きが、その後に影を落とす。
そこから大東亜戦争敗戦までの総括です。
■日露~大正~昭和~敗戦
□政治の混乱が国の行方を左右
・自由民権運動は、普通選挙を要求して手に入れる。
政治が一層混乱。それ以来、
原敬ら金権政治家の政権ばかりが長期政権となっていく。
原は外交・安保に興味なく地元に金をばら撒く金権政治家の元祖。
暗殺された原因は、選挙に強すぎて政権交代不可能だったため。
□相次ぐ政治家の過労死
・短命内閣の連続、重要人物の暗殺、小村寿太郎私邸への放火など
命がけで日本の舵取りをやっていた政治家の過労が重なる。
・その一方で、命の危険が殆ど無い貴族たちに共産主義が蔓延。
日本を誤った方向へと向かわせていく。
□ポーツマス条約締結:小村寿太郎の輝かしい実績
![小村寿太郎](https://stat.ameba.jp/user_images/20140315/11/arashi-toranosuke/f9/c9/j/o0287036512875659843.jpg?caw=800)
・日露戦争の日本側の戦争目的100%以上達成
朝鮮半島39度線どころか南満州まで権益を拡大。
朝鮮半島における日本の優越権確保。
南樺太の南半分の領地と遼東半島の権益までも得た。
□一般民衆はそれを全く理解せず、全国的に暴動が発生。
・一般民衆や自由民権運動は、朝日新聞に煽られた
「ロシアから賠償金を取れ」「樺太全島を取れ」と主張し暴徒化。
日比谷焼き討ち事件、小村邸放火事件など数々の争乱。
□元老の路線対立により官僚セクショナリズム台頭
・原因は過激化する民衆が投票権を持つ衆議院の質の低下。
政党政治のあり方をめぐり、
伊藤博文や山県有朋などの元老が真っ二つに分裂。
※元老とは幕末からの重鎮からなる政治の良識を維持する役職。
・元老の監視の目が貴族や官僚に行き届かなくなる。
官僚セクショナリズムが実体化
省益追求、国益に対する無責任体質になっていく。
伊藤博文
山県有朋
参謀に共産主義者が浸透していたのは言うまでもなく、機密情報や現場からの作戦立案の握りつぶしが横行した。
□共産主義者の浸透
・ソ連のスパイ工作
昭和期の惨憺たる内容をもたらした最大要因
貴族・教育機関内部・政府機関・軍への共産主義者浸透
敗戦後は、戦前に共産主義浸透の土台の上に、アメリカ占領軍による日本奴隷化政策の実施、それが今日に至るまで一貫して継続される事によって、明治維新後わずか150年にして日本人の精神が完全に破壊されるに至った。
□近衛文麿総理大臣が日本を世界から孤立させた張本人
![近衛文麿](https://stat.ameba.jp/user_images/20140227/09/arashi-toranosuke/fc/a6/j/o0147020112859202379.jpg?caw=800)
近衛文麿内閣総理大臣
・非常に関係の良かった英米・国際連盟との関係を破壊する政策
日本の敗戦は、近衛が国の方向を誤らせた時にほぼ決定。
□日本の国際的孤立が招いた世界大戦
・欧州の調停役だった日本が不在の国際社会
欧州の紛争を誰も止められない。
第2次世界大戦を引き起こす原因となった。
近衛文麿総理大臣が、日本敗戦と世界大戦を引き起こした
□共産主義者=近衛文麿総理大臣(ソ連のスパイ)
・近衛側近の尾崎秀美(朝日新聞記者)、西園寺公一、
風見章官房長官もソ連のスパイ。
・スパイ組織=昭和研究会を発足(近衛の朝食会):
・テロリスト井上日召(血盟団事件首謀者)に資金援助。
・対米強硬論、親ソ、日中友好を叫び、朝日新聞に世論を煽らせる。
・支那事変の泥沼化を画策。
外務大臣を次々にクビにして和平を阻止。
・ドイツとの同盟推進、反対派の意見を封殺
天皇陛下の忠告も無視
・ソ連との関係改善を主張し、北進を中止させ南進へ工作。
・英チェンバレン首相の日英同盟復活提案を拒否
英米との直接対話困難。戦争勃発すると長期化するための工作。
近衛は天皇陛下よりも偉いとされる五摂家の一つ近衛家の貴族院議員であり、ドイツとの接近を進める近衛に対して強硬に反対していた石井菊次郎外交官の意見を握りつぶし、それに対して昭和天皇が苦言を呈しても平気で無視した。
天皇に対して横柄な態度を取る近衛の姿を見ていた人が多いらしい。
こういう天皇よりも偉い存在が実は貴族の中には存在し、天皇陛下は彼等にとっては裸の王様に過ぎないのだ。
真の黒幕は世の中の表には出てこないが、国民の税金で豪華で気楽な生活を送りながら、他の政治家が命をすり減らしているその横で、何の苦労もなく日本を影で操っている。
近衛は大戦末期の敗戦色が濃厚になった時に「近衛上奏文」を天皇陛下に上奏する。
内容は「自分はできる限りの事をやったが、全て逆の結果になってしまった。何者か目に見えない力に操られていたような気がする。敗戦後に共産主義革命が来る。日本をここまで追い込んだ者達の責任は重い。」
この期に及んでもまだ責任を他人に転嫁して保身を図ろうとする、公家の卑怯で卑しい根性が現れている。
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つづきは、近現代史の詳しい年表です。
7 77.日本近現代史の総括:年表(ソ連建国以降)
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![土下座2](https://stat.ameba.jp/user_images/20140217/10/arashi-toranosuke/bd/1b/g/o0046002012849234184.gif?caw=800)