某、泊蓮十月四日(日)午後四時より断食行入行致しました。


年二回必ず春の大祭、秋の大祭前に一週間断食行をさせて戴いております。


この行をさせて戴くと本当に食べ物に対しての感謝が身をもってしらされます。


又人は不思議なものであれだけ行が終わったらどこどこ何を食べに行こうとかばっかり思い、いざ満行を迎え、砂糖湯を飲み、柔らかい目のお粥を戴きますと少量で胃が小さくなっている為直ぐ満腹状態になってしまいます。



すると一瞬にしてあれだけ色んなものが食べたいと思っていたのが見事に消えてしまい、結局春の断食行の後行きたいと思っていたお店も何時でも行けると言う頭になり、結局行かずじまいで秋の断食行に入ってしまいました。



人はお腹が膨れると気持ちも大らかになり腹が立つ事でも腹が立たなくなりますが、断食を行えばその反対の事が起こって来ます。



それを自分でコントロールしながら人には決して辛そうな顔やブスッと機嫌が悪そうな顔を相手には見せないと言う覚悟なんですよね。



その覚悟をしないから奇跡が起こらないんだ。


何事もそうですが、奇跡が起こらないと言う人は覚悟が足りないんだと思えばいいんだ、と私は思っています。




修行道を志ものにはこの覚悟が大事なんだと考えています。尊神堂様、瑞鳳様誠にご苦労様でございます。



泊蓮日鵬拝。