巨星になったスティーブ・ジョブズ~ソニーへの憧れ | あらやす日(本)誌

巨星になったスティーブ・ジョブズ~ソニーへの憧れ

iPhone4Sの発表の翌日10/5、
米国の電子機器大手アップルは、
創業者のスティーブ・ジョブズ前最高経営責任者(CEO)が同日死去したと発表し、
社屋に半旗を掲げた。

56歳の若さだった。

あらやす日(本)誌~内なるアメーバを探して
                       ↑アップルのサイト
 
スティーブ・ジョブズは、
21歳で創業して、
その後、わずか35年でアップルを時価総額世界最大の企業に育てた。

神に愛されるものは若死するというが、
この言葉にふさわしい偉大な人物だったと思う。

ご冥福をお祈りしますと型通りのせりふを、
なぜか、言いたくない。

小生も含めて、
多くの人の心の中に生き続けてほしいと思うからだろう。

巨星は落ちたのではなく天に輝きだしたと思いたい。

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                ↑グーグルのサイトでスティーブ・ジョブズ追悼

実は、
スティーブ・ジョブズは、
アップルをソニーようにしたいと思っていたようだ。

アップルの主力パソコンであるマッキントッシュの製造工場は、
ソニーの工場の構造を模倣していたと言う。

【出展】
http://www.osnews.com/story/23902/John_Sculley_Steve_Jobs_Wanted_to_Be_Sony

しかし、
今や、時代は変わり、
ソニーの営業利益の65%くらいが生命保険などの金融商品からの収益で、
家電などの従来の主力製品群の営業利益は全体の10%弱にすぎない。

ソニーの売上構成はこの営業収益構成のまったく逆だが。

ソニーがウォークマンを開発しながら、
iPodのような商品を世に出せなかった最大の理由は、
周辺の世界(日本の音楽業界等)を変革できなかったからだろう。

スティーブ・ジョブズは、
製品・サービスの開発と同時に、
販売手法や流通のイノベーションも同じスタンスで行った。

新市場を創出できる、
この総合的なイノベーション能力は、
日本企業に一番不足しているところかもしれない。