横浜市港北区で高濃度セシウム検出~強制避難レベルの数値 | あらやす日(本)誌

横浜市港北区で高濃度セシウム検出~強制避難レベルの数値

夕刊フジ(9/17)によると、
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110917/dms1109172234014-n1.htm

9/17、横浜市は港北区大倉山の住宅街にある車道側溝の堆積物から、4万200ベクレル/キログラムの放射性セシウムを検出したと発表した。この場所の地上50センチの空間放射線量は毎時0.91マイクロシーベルトだった。

同市放射線対策部は「市が測定した中で最も高い値だが、健康に影響が出るレベルではない。どのような場所で高放射線量になるのか、把握していきたい」としている。

【私見】空間放射線量毎時0.91マイクロシーベルトは年間8ミリシーベルト弱になる。横浜市港北区が横浜のホットスポットだということは知っていたが、ここまで数値が高いとは…この数値はチェルノブイリ事故の強制避難地域レベルを超えていると思われる。40200ベクレル/キログラムは、平方メートルに換算するとその65倍になり、すなわち、約260万ベクレル/平方メートル。この数値はチェルノブイリ事故時の強制避難地域基準の148万ベクレル/平方メートルを超えている。
ただ、車道側溝は日常生活の場とは異なるので、この車道側溝の汚染だけでその周辺地域全体を評価することはできないが。

【参考】5/7の原子力安全委員会の会見で、ベクレル(Bq)/キログラムからベクレル(Bq)/平方メートルへの換算について、Bq/キログラムのを「65倍」するとBq/平方メートルになると回答があった。


横浜市によると、側溝は雨どいの下にあり、独自に調査した市民からの連絡を受けて調べ、このほか雨水がたまりやすい港北区内の植え込みなど3カ所でも、1万1320~3万5千ベクレルが検出され、土砂など計13キログラムを管理施設に保管した。


【参考】放射NO!防御プロジェクト:「首都圏150ヶ所 放射能土壌調査」
8/11、市民団体「放射能防御プロジェクト」で首都圏150カ所の「首都圏土壌調査」を公表し、東京・江戸川区臨海町や、千葉・松戸市の紙敷と松戸、茨城・取手市藤代はそれぞれ「強制避難・立入り禁止」レベル、埼玉・三郷市早稲田は、「移住すべき」レベルに匹敵する値になった。

東京都豊島区巣鴨の道路脇の砂塵から6万ベクレル/キログラムが検出されている。これを65倍してベクレル/平方メートルに換算すると、390万ベクレル/平方メートルとなり、チェルノブイリ事故時の強制避難地域レベルの基準148万ベクレル/平方メートルの2倍を超える。

http://ameblo.jp/ararada/entry-10980844920.html?


都市部での汚染は、
人口も多く、また、不動産価格にも影響を及ぼす由々しき問題だ。

しかし、
それゆえに隠蔽せずに、
ただちに徹底的な調査を行って、
迅速に徹底的な除染を行ってゆく必要のある地域だとも言える。