2病っていうのですってね。
ちょっと難しく考えたり、自意識に目覚めたころに出てくるような課題。
「自分はなぜ生まれ、なぜ生きるのか?」

まぁ、そんなものが分かったら楽な気もしますが、答えがないのが答えです。

とても辛い事、悲しい事に出会うと、「何のために生きているのだろう?」や、「私の人生に何の意味があるのだろう」などど考えて、悲観的に落ち込んだり凹んだり。

そんな時に、「人生に意味なんてない」と考えると、心が軽くなるかもしれません。
先日手に取った本が面白かったのでご紹介したいと思います。

池田晶子著 「幸福に死ぬための哲学」

ちょっとだけ中身をご紹介しますね。
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「人生に意味はありやなしやと苦しむのはなぜでしょうか。
それは、人生には意味があるものだと思っているからです。
しかし、もしも、人生にはとくに意味は最初からないとしたら、どうでしょう。
意味はありやなしやと苦しむこと自体が、ひょっとしたら、勘違いなのかもしれませんよ」

「自分の決断で生まれたわけではなく、自分の決断で死ぬのでもない。
産まれて死ぬと言う、人生のこの根本的な事態において、私たちの意思は全然関与していない。
気が付いたら、どういうわけだか、こういう事態にさらされている訳です。(中略)
人間が自分の人生について、自分の意思で決断してどうのこうのということが、いかに小賢しいことであるかにも気がつくでしょう。
人間が自分の意思でできることなんか、たかが知れているのです。
人生は自分の意思を超えているのです」
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ね、なんか肩の荷が下りた気がしません?(笑)

ちなみに、ヨガの故郷のインドの哲学やヒンドゥー教は、逆なんですね。
人生にはちゃんと意味や理由がある。「輪廻転生」と言って、“魂が繰り返し生まれ変わる”と信じられています。
各々人生はクリアすべき任務があり、それを背負って生まれ、死んでいき、、、生まれ変わるごとにそれぞれ任務をクリアして、最後は「解脱」(サマディ)といって生まれ変わることがない境地へ行くそうです。
みんな魂はそこを目指しているんですって。
(ざっくりな説明ですいません。。)



私今世の任務ってなんでしょうね?残念ですが、私も知りません(笑)。
前世はちゃんと任務をクリアできたのかしら?

私は、「人生に意味も理由もない」って言いきっちゃった方が、すっきりする気がするな~。
分からないものを考えていたって仕方ないですものね~。
でも、後の生まれ変わりの私(が居たとしたら)迷惑にならないように、ヨガして、仕事して、勉強して、善い事をしておこうと思います。

意味が無くても、せっかく生まれたからには、なるべく笑顔多く、最後まで全うしたいですしね。