今日の修善寺温泉は曇り。
それでも一日暖かです。
修善寺梅林も賑やかなことでしょう。
さて、昨日は琵琶湖風呂のご紹介をしましたが、
今日はその隣にあります、もう一つの家族風呂のご紹介。
琵琶湖風呂と比べますとコンパクトなお風呂。
こちらも源泉掛け流しの天然温泉使用です。
また、温度調節もご自分でできますので、
熱いお風呂が好きな方は温泉を入れていただき、
ぬるめがお好きな方は、水を足して利用することができます。
お風呂嫌いで有名だった芥川龍之介。
大正14年4月13日から5月6日まで、修善寺温泉新井旅館にて静養され、
その間、毎日のように自宅や室生犀星・泉鏡花など多くの方に手紙を書いており、
芥川龍之介全集にその書簡が掲載されています。
その中で、4月22日 芥川文 富貴宛の手紙にこんな文が、
「~誰も来なければ月末にかへる。をばさん、おばあさん、ちょいと二三日お出でなさい。
ここのお湯はこう言う風(下の絵)になってゐて水族館みたいだ。
これだけでも一見の価値あり~」
大正14年に、お風呂嫌いの芥川龍之介がお薦めしたお風呂。
それだけでも一見の価値有りです。
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