今から135年前、
1873年 11月4日
小説家 泉 鏡花 (いずみ きょうか)
は 石川県金沢市に生まれました。
今日は、泉鏡花生誕135年の日です。
尾崎紅葉を師事した泉鏡花は16才で文学を志し、
18才で尾崎紅葉宅に押し掛け、書生生活を始めました。
紅葉の斡旋や添削などを受け、新聞への掲載を多く持つようになり、
1900年(明治33年)27才の時、「高野聖」にて人気作家となりました。
明治後半から昭和初期にかけて、新井旅館へはよくお泊まりになり、
大正14年の芥川龍之介の書簡によれば、4月21日から3日間は
芥川龍之介と泉鏡花夫妻は同時に新井旅館へ宿泊されています。
昭和9年には新井旅館を舞台とした
「斧琴菊(よきこときく)」
参照→ http://www.k5.dion.ne.jp/~schutz/ykgtk9/ykgtk9_r_01.html
を発表しました。
「斧琴菊」の舞台は 「桐の三番」
昭和になってから、泉鏡花がよく泊まられたのは 「紅葉」 の部屋です。
尾崎紅葉にあやかっての宿泊だったのでしょうか?
昭和2年築の登録文化財 「紅葉の間」
もしかしたら泉鏡花が名付けたのかもしれません。
旅館に残っている泉鏡花の写真です。
新井旅館三代目館主 相原沐芳夫妻とのわらび狩りの写真です。
左から二番目の、姉さんかぶりの男性が鏡花です。
新井旅館のホームページもどうぞご覧下さい。
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歴史・文化に囲まれた宿 新井旅館
www.arairyokan.net
新井旅館の紅葉はホームページにも掲載中