去年の2月から、茶道を習っています。
最初は、着付けを自分で出来るようになりたいと友人に相談したところ、茶道も強く勧められました。
運動系の部活しかしてなかった私は興味を持ったことすらなかったのですが、
よく「典型的な帰国子女」と言われることにちょっとだけコンプレックスを抱いていたので、
きれいに作られた器とか、
短い言葉に色んな意味のこもった掛け軸とか、
静かな時間とか、
かわいらしい和菓子とか、
少しでも、日本の奥ゆかしさに触れたいと思い、言われるがままに始めてしまいました。
そして、あっという間に一年。
おいしいお菓子とお茶を頂いたら、気が付いたらお稽古は終わってしまってます。
今だにお点前は覚えていません。
いや、最初の方は意欲があったんです。貧乏性なので、始めたからには沢山吸収する!
本を買って自主的に勉強しようと思いました。
しかし、それを先生に話したら、「身なりに自然と出てくるから、ここ(お稽古)でだけ覚えればいいわよ」と言われました。
そんなわけで、私の身なりはいっこうに変化することはないのですが、自然に変わるのを待っているんです。
すべては、心の持ちようですね。社会人になってからの習い事は、メンタル面から来る集中力で、すべてが決まる気がします。
こんな素晴らしい結論まで出ているのに。。。(笑)
ちなみに今日のお菓子は、
猫柳。
「蜂の家」さんのです。
掛け軸は、
紅炉一点雪
お湯の入った釜を温めている炭に、ひらひら~っと、雪が一粒。
なんとも、はかない雰囲気ですよね。
あーおいしかったーっ!