如是我聞:佐賀県のお葬式 | 葬儀屋さんの社長のお葬儀ブログ

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今回は、
佐賀県のお葬式についてです。


お葬儀費用県別ランキングでは43位の佐賀県。
(全国平均:199万9千円   佐賀県:146万3千円)

あくまで僕が見聞きした範囲ですが今回も、「如是我聞」ということでお伝えします。


●放生(ほうじょう)を行う

佐賀県で主に農村部に残る風習に「放生(ほうじょう)」があります。

これは鳥を空に放ったり、池や川に魚を逃がすもので、
仏教儀式の「放生会(ほうじょうえ)」から派生した儀式です。

捕らえられた生き物を逃がすことで徳を積むという意味合いがあり、
「生き物を助けることで、故人があの世ですこしでも良い思いができるように」
との願いがこめられているんですね。



●枕団子は49個!

枕飾りで一膳飯と共に故人に供える「枕団子」は、
6個作って供えるという地域が一般的ですが、
佐賀県の一部では、なんと49個の団子を作り、供える地域があります!

成仏するまでの四十九日の間、
一つずつ食べられるようにという風習なのかもしれません。



●午後に亡くなると仮通夜も本通夜もする

何事もきっちりしているといわれる佐賀県のお国柄ですが、
お葬儀にもそれがあらわれている気がします。

午前中に人が亡くなると、納棺せずにまずは仮通夜を行い、
翌日、24時間たったところで納棺して本通夜を行うのだそうです。

また、お葬儀や火葬も午前中にすることが多いです。

出棺時、故人の茶碗を割り、棺を3度まわすこともしっかりと行い、
祭壇を崩すのは初七日が過ぎてから行うのが通例だそうです。