大学時代の友人がラオスまで遊びに来てくれた今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。フィリピンで働く友人との語らい。同じ国際協力という道ですがアプローチは異なり、彼がこの道を選び、僕が彼の道を歩んでいた可能性もあり得ると思うと不思議と楽しくなります。先には幾本もの分かれ道。けれど、振り返れば一本道。人生のパラレルワールドに涙目。
さて今回は、8月18日に首都ビエンチャンで開催された『日本夏祭り』のお話。
メコン川沿いのナイトマーケット広場に、突如現れた真紅の鳥居。街の人たちは、何が始まるのかと興味津々。
日本の鳥居を再現。提灯も提げて
日本の祭り会場の完成!
この日、ドンドーク大学日本学部の日本夏祭り実行委員会によって、南部最大のコーヒー企業「ダオ・フアン」のスポンサーのもと、一日限りの『日本夏祭り』がラオスの首都ビエンチャンで開催されました。
ラオスには親日家がとても多くて驚かされます。日本語を専攻する学生、日本の企業の就職を希望する若者、日本のアニメおたくなどがたくさんおり、日本への興味・関心の高さがうかがえます。
出店と竹林が並ぶ祭り会場。日本 和太鼓コーナーは子どもたち
のお祭りをそのまま再現。 に大人気。聞きなれない音色。
日本への印象もとても良いです。特に、橋・道路建設などの様々なインフラの整備、教育・医療への支援への感謝の気持ちが強く、他にも、「清潔な環境」「勤勉」「時間を大切にする国民性」「裕福」といった印象を持ち、日本人はとても人気があると言えます。嬉しいことですね。
祭り会場には、焼き鳥屋さんやスーパーボールすくい、たこ焼き屋さんなど、日本の祭りで見かける定番の屋台が立ち並び、日本の生活や文化に興味を持ったお客さんで賑わっていました。
スーパーボールすくいコーナーは アニメキャラクター人形の色塗り
大人気ですぐに売り切れ閉店。 コンテスト。浴衣を着たラオスの
子どもたちがかわいい。
焼き鳥屋さん。ラオスのピン・カイ たこ焼き屋さん。火力調整が上手
(焼き鳥)とは何かが違うぞと興味津々。 くいかず半生。大丈夫だろうか。
日本風ラーメン屋さん。ラオスにも 出されたラーメンはラオスのミー。
「ミー」というラーメンがあります。 どこらへんが日本なのだろう?
カルピス。こんなところにも懐かしさを
感じてしまう。あー、残念ながらタイ語だ。
テンションを急上昇させてくれたの その横には白鶴まで。。。もう感激
が日本のビール!アサヒだ!生だ! です。気が付けば購入していた。
アサヒ生1缶150円、安い!400円は覚悟していたのに。白鶴1瓶750円。
この日のメインは、ヨサコイソーラン。ラオス人学生と日本人の連合チームで、ラオス人にヨサコイを踊って披露するのです。
ラオス・日本ヨサコイチーム!人数が多いので
迫力もあります!勢いもあります!凄いぞ!
ヨサコイ披露の前に、ちょっとしたイベント。
子どもたちの玉入れ大会。これはちょっと残念な結果に。まず、紅白のかごを持った男性が回転するのですが、かごが低すぎて、子どもたちが玉をダンク!
重くなればなるほど、かごが低くなっていく。
しかも、子どもたちは紅も白も関係なくかごに玉をひたすらダンク!勝敗ももう、どっちでもよくなっちゃってました、残念。
玉が入りすぎてかごがあふれた。。。 コスプレがラオスにも!びっくり。
「ちゃんと投げて―。」と叫ぶ司会。。 ちびまる子ちゃんは歌も歌ってた!
玉入れって、ちょっと違うんだよなー。 「ピ~ひゃら、ぴ~ひゃら♪」
玉入れで盛り上がる中、隣で大人の綱引き大会が開始。同時にやっちゃうの!?と、びっくりするのも無駄。ラオスではぼーぺんにゃんなのです。司会があっちいったりこっちいったりで大忙し。
全4チームが参加の綱引き大会。 二回戦のダオ・フアンチーム
一回戦はvsラオス日本語学生チー (男のみ。ずるい)に瞬敗しての
ム。日本の綱引きの力見せちゃる! 準優勝。景品は、一人一本の傘。
一通り盛り上がったところで、在ラオス日本大使の挨拶。とても流暢なラオス語でのスピーチは、会場の人たちを驚かせました。大使はとても努力家なんです。さすがです。盆踊りのドラえもん音頭も完璧マスターしてました。。。
ラオス語がとてもお上手。努力家だ。
いよいよヨサコイソーランの披露!!
会場大注目の中、飛び出していって豪快に踊ると、お客さんたちもそれに応えるように盛り上がってくれて、一緒に踊ってくれる人まで。そんな中踊るのはとっても気持ちよく、滅多に経験することのできない何とも言えない達成感を味わわせてくれました。
夕暮れ時のメコンで踊る「南中ソー 「それそれそれそれっ!」「ソーラン!
ラン」。ただただ気持ちいい! ソーラン!」会場も大盛り上がり。
アンコールや、エンディングでの演舞依頼もあり、3回も踊ることができて大満足!
ラオス人の人たちも興味深く見てくれて、動作の意味やストーリーなどを考えて尋ねてくる人までいました。
充実した笑顔のヨサコイソーラン隊。
文化交流ってどんな形でもいいんだな。
僕がこのヨサコイに参加することが決まったのは、何と、本番3日前。
ビエンチャンで練習できないから、踊る阿呆より見る阿呆で、と思っていたら、パクセーに住む先輩が、「パクセーで3日間みっちり特訓してやるから、どうせなら一緒に踊ろう!」と誘ってくれて、急遽踊る阿呆の方に。本番までの実に42回に及ぶ練習の末のヨサコイ披露でした。
おかげで、次の日からしばらく猛烈な全身の筋肉痛に泣かされることになりました。。。うぅ、ちょっと無理し過ぎた。
ラオス過ごすとっても暑い夏の、とっても素敵なお祭りになりました。