食い意地
認知症になってから
食べ物の好みがちょっと変化したばあちゃん。
かつては
何でも旺盛に平らげていたけれど
今は
嫌いなものがはっきりしてきた。
だいたい
青菜とか、煮魚とか、汁物が苦手。
注意されるとちゃんと食べてくれるけどね。
でも、変わらないものがある。
それはね
甘いモノとフルーツ好き。
こっちは放っておいても食べる。
いや、放っておくと際限なく食べちゃう。
わが家では
こたつにミカンという図はあり得ない。
(こたつは山田家は出てないが。
13番さんがつまづくので)
ミカンは必ずばあちゃんの手の届かないところへ。
糖尿病のばあちゃんに
果物の食べ過ぎはキケンだ。
先日
朝食後デザートのイチゴを食べようとしたら
はい。
皆さんお分かりですね。
ネコ叱るより皿を引け
ここにも油断大敵が・・・。
息子の言葉で思い出した。
ばあちゃんは
この頃から食い意地が張っていたもんね。
・・・というより
糖尿病ってお腹の空く病気らしい
(ばあちゃん説)
と言うんで
ばあちゃんだけ晩ごはんはいつも5時半。
息子たちと出かけていても
ばあちゃんのご飯があるから
大急ぎで帰らなくちゃならんの。
自分で作ろうとはしないが
ゴハンにおいては妥協がない。
イライラしながらゴハン作って
子どもに食べさせるより何より
ばあちゃんが食べ始めると
ホッとする毎日。
まあ、
ワタシも意地になってたってのもあったが・・・。
お蔭でのんびり屋のワタシが
ゴハン作るのだけは早くなったわ。
そして、ばあちゃんは
あの頃の面影はきれいさっぱりなくなって
食い意地だけが残っちゃった。
でも
あの頃みたいに
イライラしないんだよな。ワタシ。
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