乳がんと診断されたらすぐに読みたい本 ~私たち100人の乳がん体験記/健康ジャーナル社
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閑話休題。
ここまでの内容は夜明け前感のある手術前ですが、現実のわたしは25日間の放射線治療の後半戦に突入しております。
「一秒でも早く腫瘍を摘出してほしい。月をまたいでも構わないから」
という気持ちが落ち着いて、術後のフォローの値段がやけに気になり始めたところです。

気づいた時に検査を受け、手術から術後療法の開始へと自然な流れで進むのが何よりですが、術前、入院、放射線、術後にかかる費用は病院ごとに計算されるので、複数院にかかり、各施設に支払った金額によっては高額療養費の適用がされない事もあるかと思います。

以下はこれまでにかかった医療費の概略です。時系列にかかった医療費をすべて挙げています。放射線治療は25回終了時までの金額を想定しています。あくまでluminalA、ステージ1のわたしの場合です。いずれのタイミングでも抗がん剤はしていません。

私は放射線治療だけを別の病院(☆のついた項目)でしています。

1月
初診+エコー 3580円
診察+針生検+血液検査 19370円
痛み止め薬代450円
診察+造影MRI 11200円
診察+超音波+心電図+肺気量+骨シンチ+レントゲン+造影CT 26240円
診察+二つ目の結節の針生検 領収証がない!ので不明
薬代450円
診察110円
この他に約1万円の同院別科受診あり
※高額療養費制度適用(恐らく)

二度の針生検をする方は少ないかもしれませんね。また骨シンチなどの遠隔転移の検査も、腫瘍の状況次第ですが、しない事が多いはずです。わたしはお願いしてしていただきました。それを思うと、一般的には、術前の診察だけで高額療養費が適用される事は、たとえここまですべて一院で受診しても、難しいかもそれません。

2月
入院、手術559760円の3割負担が、認定証提示し負担83028円支払
※認定証提示で高額療養費制度適用

入院手術で高額療養費適用されない人はいないと思います。

3月
診察+リュープリン一ヶ月12980円
ノルバデックス70日7210円
放射線治療先への照会書類1570円
☆初診+画像診断5260円
診察+穿刺水抜き460円
☆診察+画像診断2990円
☆医学管理費+放射線治療23490円
☆放射線治療5700×6 34200円
☆診察+放射線治療 6580円×2 13160円
※二院合算し高額療養費制度適用(恐らく)

3月はわずかな紹介書類の金額のおかげで合算できているような気がします。
医療費は、複数院を合算して高額療養費を適用するためには、一院の支払額の合計が外来、入院ごとに21000円を超える事が必要です。

今回わたしは
手術した病院に22220円
放射線治療の☆病院に79100円

支払っています。

今月は、☆病院単独でも高額療養費が適用できていません。手術した病院で21000円をもし超えなかったら、10万円近い支払いになっていたのではないかと思います。
これが同じ病院ですべて治療していたら、そんな心配はしなくて良いはずです。


4月
☆放射線治療5700円×13 74100円
☆診察+放射線治療6580円×3 19740円
診察+リュープリン一ヶ月 11500円
※☆のみ高額療養費制度適用(恐らく)

4月は「リュープリン3か月にしてください」って頼んだんだけど、注射を先生がもうとかしちゃってて叶いませんでした。リュープリン3ヶ月は合算可能になる21000円を超えるはずで、そうすれば☆病院の医療費と合算できたはずです。
今月は☆病院単独で高額療養費が適用になっている事がまだ救いだと思います。

高額療養費適用は、予想と合ってるかな。保険組合からのお知らせが来るのが楽しみです。

私の勤務先の加入する保険組合には、「付加給付」という制度があります。高額療養費の適用を受けた場合は、被保険者は2.5万円を上限として、高額療養費適用で支払った額との差額を支給してくれる有難い制度です。

が、高額療養費が適用されない狭間の支払額になると、多分、付加給付はしてもらえません(まだ1月分が戻ってきていないのでよく分からない)。

つまり、区分「ウ」のわたしはもし、
1つの病院で10万円の請求→窓口で約8万円の支払い→数か月後に5.5万円の付加給付
1つの病院で7万円の請求→窓口で7万円の支払い→付加給付なし

ちょっとの差でえらい違うんじゃないかな…と思うのですが、うつに近い精神状態で勤務しているので、人事担当者に聞けないのです。そのうちわかるしいいや。

初診から退院、放射線治療5回分ぐらいを1ヶ月でこなし、リュープリンとノルバデックスの処方もしてもらう
2ヶ月目をフルで放射線治療

が、二院に通ったわたしの最安への道だったのかなあと思います。そんなスケジュールあるのかな…
全部一緒の病院でお願いしていたのだったら、リュープリンとノルバデックスは2ヶ月目の放射線治療と合算でも高額療養費だったはずです。

また、4月から多数該当の制度で負担額上限が約4.4万円になっているはずなので、5月の術後3ヶ月検診の支払いも気になるわたし。
リュープリン3ヶ月
ノルバデックス3ヶ月
超音波
血液検査
と、肺の結節のフォローのための
CT
レントゲン
で4.4万円を超えれば、支払うのは2.5万円になるんだけど…多分ならないな…

治療になると金銭感覚が麻痺してしまうと思いますが、病院帰りのカフェを節約してしまう身としては、万単位で飛んでいく治療費を少しでも抑えたいのです。