最近関東地方では梅雨入りしたというのに晴れが多いですが、
やはり歌は雨に関することでしょうと
「てるてる坊主」の歌を授業などでも取り上げようと思っています
歌詞は以下の通り

「てるてる坊主」作詞;浅原鏡村 作曲;中山晋平
てるてる坊主 てる坊主 明日天気にしておくれ
いつかの夢の空のよに 晴れたら金の鈴あげよ
てるてる坊主 てる坊主 明日天気にしておくれ
私の願いを聞いたなら 甘いお酒をたんと飲ましょ
てるてる坊主 てる坊主 明日天気にしておくれ
それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞ

てるてる坊主は今でも作るでしょうか?
この風習は江戸時代から(中期だったかな?)らしいですが
中国から伝わったもののようです。
中国では坊主ではなく、娘だそうです
晴天娃娃、掃晴娘などといった名前が付けられていますが、
箒を持っていて南天(難を転じるから霊木とされる)などに吊るしたそうです。
持っている箒は雲を掃き払うという意味合いもあったそうです。
現在の中国では日本のものと形はあまり変わらないようですが、
陶器で出来たものが多いような気がします。
そしてやはり女の子っぽい。
そして以下のようなものも見つけてしまいました。
娘ではなく、掃天婆というようです。
こちらも同じ役割をするようです。
主に農民が雨ばかり降っては困るということで使ったそうです。
どちらにしても呪術であることは変わりません。
そういったことで日本で加持祈祷を行っていた坊主になったのでしょう。
それからちょっと残酷な3番は元の歌詞にはなく、
「それでも曇って泣いてたら 空を見上げてみんな泣こう」となっていたようです
(順序も入れ替わっていた)
そうそう余談ですが、歌詞に出てくる甘いお酒=甘酒。
これは飲む点滴ともいわれていて夏バテ防止には最適のようです。
ただ飲みすぎると栄養過多になるので要注意

なんでもほどほどですね
