息子と同じ支援級の、Y子ちゃんママ。
「Y子はね~、知的障害があるから、ある意味全然心配してないのよ。
でも、お兄ちゃん(中3)がね~。
知的障害がないから、心配で!」
!?
よくよく聞くと、こういうことだった。
Y子兄は、自閉症スペクトラムだけど、知的障害はない。
なので、勉強面は問題ない。
けど、それ以外のところ(主に人間関係)で、かなり大変だ、と。
たとえば、中学校の音楽の先生と、どうやっても合わなくて、最近は授業を受けることもできなくなってしまった。
音楽の時間は、保健室で自習。
音楽の先生からは、キーキー怒られる。
「授業に出ないなら、5段階の1すら、つきませんからねっ!」
高校受験を控えて、内申書があるので、1すらつかないのは、困る。
という話。
ちなみに・・・
(私も教員をやっていたので)1すらつかない、というのは、単なる脅しと捉えていい気がする。
義務教育なんだし。
その先生の理屈でいくと、不登校の子は、卒業すらできないことになる。
あとは、その他の先生方との摩擦もあるそう。
ところが、そういうとき、小学校時代から一緒のY子兄の仲間たちが、間に入ってくれたり、あれこれフォローして助けてくれたりするという。
たとえば、掃除の時間に、Y子兄がたまたまベンチに腰掛けた。
そのタイミングだけを見て、ある先生が、軽く声をかけた。
「掃除しろよ~」と。
Y子兄は、「怒られた!」と感じ、暴れた。
お母さんが、役員の仕事で学校に行くと、Y子兄の仲間たちが寄ってきて、事情を説明してくれるのだそう。
・Y子兄は、掃除をサボっていたわけじゃない
・たまたま先生が見たタイミングが悪かっただけ
・先生も、別に怒ってない、Y子兄に軽く声をかけただけ
・Y子兄は、怒られたと受け止め、荒れている
などなど、第3者から見た情報を、教えてくれるという。
Y子ちゃんママ;
「小学校からの、分かってくれるお友だちには、本当に感謝してるのよ~!」
そっか~。
知的障害がなくても、コミュニケーションに問題があると、いろんなことが起きてくるんだな~
それにしても、いつも朗らかで、前向きで、パワフルなY子ちゃんママ。
えらいな~