運動会を週末に控え、怒涛の一週間が始まった幼稚園。
練習に明け暮れているらしい。
息子に様子を聞くと、
「ぼく、リレー、がんばった。今日は、2位だった。」
などという。
去年、息子が年中さんのときの運動会を思い出す。
息子は練習に参加しないどころか、みんなの真ん中でわざと騒いで邪魔をしていた。
ダンスの振り付けが分からないのかな??
と思い、先生に振り付けのプリントをコピーしてもらい。
ダンスの音源を入手し。
家で、私も一緒に踊っていたな~。
当日、息子はダンスどころか、入場も退場もわかっていなくて、前後の女子につつかれたり、引っ張ってもらっていたな~。
でも一応ダラダラと、ダンスはやっていた。
徒競走は、スタートラインで、どうしても走りたくないと泣く息子。
それでも先生に、ほらほら、走って!と背中を押され、ムリヤリ走っていた。
帽子を目深にかぶって顔を隠し、
歩くのと変わらないスピードで、
泣き泣き、
ゆっくりゆっくり走った。
↓
もちろんダントツのビリで、保護者の間から、
あの子体調でも悪いのかしら、
どうしたのかしら、
大丈夫かしらね、
などと声が聞こえていた。
親子競技では、入場門で泣く息子を、抱っこしていた。
みんな、パパママと手をつないで、楽しそうに入場を待つ中、息子はコアラみたいに私に抱っこされて、「おうちかえるー!」とぐずっていた。
体操は、どうしても、どうしても、絶対やりたくなかった息子。
当日、体操は、ただ立っているだけだった。
入場もしない勢いだったところ、まあ、クラスのみんなと一緒に体操の場に出て行っただけでもいいか、というところ。
ちなみに、
運動会では園児みんなが同じ体操着を着ている。
なので、どこの親も、自分の子どもがすぐ分かるようにと、子どもに派手な靴下を履かせてきていた。
みんな考えることは同じなので、派手な靴下の子ばかりで、結局誰も目立たないという事態に。
息子は、みんなが体操をしているとき、ひとり何もしないで立っていたので、すごく目立つ。
どこに居るかすぐ分かる。
「あ、あそこに居るね~」
「なんにもしてないね~」
と、夫と二人で、心もとない気持ちで、立ち尽くすように見ていたな。
そんな去年の運動会。
帰りに夫が、ぼそっと、
「いろいろひどいな・・・」と言ったのが印象的だった。
「でもさ、これが、息子の年中さんの運動会だから。
これはこれで、ちゃんと現実を受け止めよう。」
「そうだね。」
なんて夫婦で話していた。
そんな息子、
今年はみんなと練習するだけでも、本当にすごい進歩だ。
去年のことを思うと、リレーを走るなんて、なんだか夢みたいだね~。
息子、
ママは、あなたがすごくがんばっていることを、ちゃんと分かっていますよ。
.:*゜.:。:.(*´-`).:*゜:。:.