きのう、地域の小学校の運動会
息子たち、来年1年生は、「未就学児の徒競走」に招待された!
息子は運動会が苦手。
走れるか分からないけど、まあ、見るだけでも見れたらいいかな~、と、気軽に行ってみた。
おー、
やってる、やってる~
慣れない小学校の校庭。
運動会のにぎやかな雰囲気。
着いたそうそう、息子は圧倒されて、耳を押さえてうずくまってしまった。
こりゃ、徒競走なんてムリかな。
と思っているうちに、集合がかかった。
見るだけでもいいからさ、と、夫が息子を抱っこして、入場門へ連れていく。
今度1年生の子たちがたくさん並んでいる中、両手で顔を覆って、固まる息子。
両手の隙間から、涙が2、3粒。
こりゃ、入場もムリかな?と思っていたら・・・、
係りの6年生の子たちが、様子のおかしい息子に気づき、息子の手を引いて、一緒に入場してくれた!
息子は一番最後に並ばされ、帽子で顔を隠して座っている。
徒競走の順番は、どんどん進み・・・、
さあ、最後の子たちが走るよ、というときになって、スタート位置に案内された息子。
まだ、よーいどんのピストルが鳴ってないのに、突然走り出す!
と思ったら、ゴールの位置をまったく無視して、退場門のほうへ一目散に走ってきた!
あらあら、ゴールのところで6年生の係りが景品をくれるのに、もらわなかったねぇ。
思い切りフライングだし、ゴールもしてないけど、まあ走っただけすごいね。
なんて思っていたら・・・、
なんと、係りの6年生男子が二人、すごい勢いで息子を追いかけて、走ってくる!
「キミ!キミ!まだだよ!こっちこっち!」
真面目で親切な6年生に、両側から手を引かれ、あれよあれよとスタート位置まで連れ戻される息子!
全員走り終わっていて、もう誰もいないトラック。
息子を連れた6年生男子がトラックの競技係りたちに声をかける。
「待って!この子が、まだです!」
息子のためだけに、よーいどんのピストルが鳴り!
6年生に付き添われて、息子が、誰もいない校庭を走る!
やっぱりゴールなんて無視して退場門の方向に走ってくる息子!
景品担当の6年生が、さささ~っと移動して、息子に、景品をタイミングよく、パッと手渡してくれた!
退場門で待っていた私が、息子を抱きとめる!
ここで競技終了のピストルがパンパンパン!と鳴り響く!
息子はもらった景品を手に、
息を切らして、
真っ赤な顔で、
「やりきった!」という晴れやかな表情!
担当の6年生のみなさん、
本当に、本当に、ありがとう。
息子のためだけに、最後、「がんばってください!転ばないでね!」なんてアナウンスしてくれた、放送係りの6年生さん、ありがとう。
泣けた未就学児競技でした。
。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。