12月12日の県民大会でも多くの反響をよんだエゴグラム。

今回のテーマでもある、
多感な思春期のメンタルヘルスを万全なものにするために
エゴグラムの実践と解説が行われました。

「エゴグラム」ってなあに? (元木靖代臨床心理士による講演より)

「はじめに」
東大式エゴグラムは1984年、質問紙による性格検査として誕生しました。
53の質問に答え、合計得点をグラフ化したものから、
ご自分の性格や行動パターンを知ることができます。

「エゴグラムは」
エリック・バーンの交流分析の理論を基礎とし、
人が誰しも持ち合わせている
「親らしさP(Parent)」
「大人らしさA(Adult)」
「子どもらしさC(Child)」
の三要素を、5つの心に分類し、
性格を分析していきます。

CP(critical Parent)厳格な親の心
NP(Nurturing)教育的な親の心
A(Adult)大人の心
FC(Free Child)自由な子供の心
AC(Adapted Child)順応した子供の心


どの心のエネルギーが高いかによって、性格や行動パターンがわかります。
決して性格の善し悪しを測るものではありません。

「おわりに」
人の性格形成にとって、人生の早期に出会う大人、
つまり親や教育者のかかわりは大きく影響します。
しかし、全ての責任が両親にあるわけではありません。
子供も自ら考え、責任ある生活を送る必要があります。
その準備の時期である思春期に自己理解を深めること、
また親としてのありようを見つめ直すことは大切な作業です。


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