隠語 | 三川剛のCasualなBlog

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【隠語】だってさ、金融の世界の人間にとっては、機密保持契約を結んで動いているケースが大半ゆえ、M&A対象企業、事業の名称をそのまま使用することは殆どない。

つまり隠語を多用するのではなく、隠語が日常。 しかも、隠語などと言う隠微で品のない言葉は使わない。
普通、PROJECT CODEとか、案件名という。

頭文字を合わせることも、関与する会社名をあるテーマに関する言葉でそろえることも、頭の中で案件と個社名を結び付けやすくするために良くやること。

だからORIX⇒ORGAN。簡保のほうは良く解らないが、、楽器と社名の頭文字を揃え、音楽だからイタリアの都市位の感覚で語呂をあわせたんだろう。
業界の常識は非業界の非常識なんだろうか?

通例的に当たり前のことをしているだけなのに、『隠語の存在が明らかに、、、』といかにも後ろめたいことに書き換えてしまうのは余りにCHEAP。 業界にいた人間から見たらごく通常の出来事をこのようにあえて大きな意味があるかのように書きたてている記事を見るとなんとも片腹痛い。

私には、『簡保のDEALのプロジェクトコードが明るみに出た』程度の出来事でしかなく、入札がクローズドであったという一連のイベントとは全く相関性を感じない。

以下記事引用


日本郵政が譲渡交渉で隠語 かんぽの宿「フィレンツェ」オリックス「オルガン」
2009/2/24

日本郵政の「かんぽの宿」の一括譲渡をめぐり、日本郵政が社内や財務アドバイザーのメリルリンチ日本証券などとの交渉過程で、日本郵政を「ローマ」、かんぽの宿を「フィレンツェ」などの隠語で表現していたことが明らかになった。隠語はこのほか、オリックス不動産を「オルガン」、同社のライバルとなったホテル運営会社「ホテルマネージメントインターナショナル」を「ハープ」などと表現し、社内のメールや電話のやり取りなどで使っていたという。

イタリアの地名や楽器の名前に深い意味はない
M&A(企業の合併・買収)業界関係者によると、企業買収などの交渉過程では、社内外でインサイダー情報が漏れるのを防ぐため、当事者同士で隠語を使うのが一般的という。日本郵政は「情報管理のため隠語を使った。イタリアの地名や楽器の名前に深い意味はない」と説明している。

今回、これらの隠語の存在がわかったのは、日本郵政が2009年2月16日、入札に関する詳細な資料を総務省に提出したからだ。この資料は段ボール箱で17箱にのぼり、総務省は郵政行政部の担当者が専属で分析に当たっているが、この資料について、鳩山邦夫総務相は「言い訳のオンパレード」と酷評していた。総務省が17箱の資料を詳細に分析するには時間がかかる見通しだが、判明した事実は逐一、鳩山総務相に報告されている。今回の隠語の存在も、郵政行政幹部が伝えた情報に他ならない。

実は鳩山総務相が隠語の存在を暴露したのは、衆議院の議員食堂で開かれた閣議後会見の終了直後だった。正確には記者団との質疑応答が終わり、鳩山総務相は席を立って退場しようとしたが、途中で思い出したかのように席に戻り、記者団に「日本郵政が隠語まで使っていることまで、こっちはつかんでいる」とまくし立てたのだった。

「M&Aの世界では、機密保持のため、隠語は一般的」
さすがの鳩山総務相も、M&Aの現場で隠語が多用されるのは理解していたらしく、それ以上、日本郵政を追究する言葉はなかったが、「資料の分析は順調に進んでいる」とアピールしたかったとみられる。鳩山総務相は「ハープというのは、ハープシコードのハープかな。楽器のハープがB社(ホテルマネージメントインターナショナル)と言われているところのようだ」と、得意そうに語った。