日本は財政破綻ということだけはありません。 | 三橋貴明氏の原発再稼働を批判するブログ

三橋貴明氏の原発再稼働を批判するブログ

原発を延命するのに使うお金、次のエネルギーを開拓するのに使うお金。
次に原発が事故る確率と、次のエネルギーの技術革新が起こる確率。
次に日本で大地震が起こる確率と、原発の組織内で癒着が起こる確率。

三橋貴明氏の経済政策は正しいが、原発推進は間違い。

原発とは違いますが、下記記事がまっとうすぎて感動いたしましたので、転載いたします。

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記事元 http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11555629988.html

【2013.06.17松本純政経セミナー2013講演など(麻生太郎副総理、松本純先生) 】
http://www.youtube.com/watch?v=tjeowvqcvTM&feature=youtu.be&t=33m44s


『質問:借金が膨らみ、ギリシャのように財政破綻が起らないか心配です。

麻生財相:仕事しておられる方が多いと思いますんで、貸借対照表、いわゆる貸方借方が分かるというという前提で申し上げる。おカネを借りる。おカネを貸すという人は、必ずバランスします。千億借りてれば、必ず千億貸している人がいる。今、一千億(注:兆の間違いでしょう)借りているのは誰ですかとなると、皆さんですか?  借りているのは政府、政府が借りているのです。それでは反対側に必ず貸している人がいる。どなたが貸しておられるんです? 皆さんがた。いや、私は国債なんか持っていないと、多分、無知丸出しで言われる方がいるんでしょうけれども、皆さん方は失礼ですけれども、横浜銀行等に預金をしておられる。その預金は、銀行側から見れば借金と同じ扱いです。皆さん方の預金は、銀行にとっては借金。銀行は、皆さんから借りた金を、誰かに貸して鞘を採らなければ、銀行という金貸し業は成り立ちませんので。カネを借りてくれる人は、今、企業、民間は借りませんから、デフレで。唯一、借りてくれるのが、政府。金利が確実に返ってくるのも政府。従って、カネを借りているのは政府、貸しているのは皆さん。まずはこれを頭に入れておいてくださいね。皆さん方は債務者ではない、債権者。忘れんで下さいよ。皆さん方が政府にカネを貸しているの。郵便局におカネを預けていても、国債に回っていれば、相手が政府という意味に於いては同じですよ。一番。


 二つ目。ギリシャみたいになると、よく新聞なんかに書いてある。それを読まれて、そのままになっている人も多いんでしょうが、忘れんで下さいよ。日本は、日本の国債は自分の国の通貨でやっているの。世界194カ国ありますが、自国の通貨だけで国債を売ったり買ったりしている国は、アメリカ、イギリス、スイス、日本、だけ。従って、自国の通貨でやっているんだから、自国の通貨を返済しろと言われたら、刷ればいいんです。簡単だろ? どうしてこんなことが分かんないんですかね?

 皆さん方、企業経営と間違えているよ。国というのは造幣する権利があるんですよ。徴税権もある。造幣権もある。


 インフレになる? 今はデフレだっていうの。インフレになったら、ホント、ありがとうございました。インフレにするために苦労しているんだから。

 我々はそういった意味では、基本的には、おカネというものは間違いなく、極端なことをやって、出し過ぎて、信用がなくなっていったら、間違いなく金利が上がりますよ。しかし、500兆のGDPは変わらずこの20年。そして、借金は450兆円が約900何十兆に膨れ上がった。金利は? 金利は? 450兆時代は6%、7%だったんだよ。今いくらです? 0.82。おかしいでしょうが?

 そういう基本的なことが分かっていない人が書くんですよ。分かっていない人が読むから。どうしようもなくなる。そういった意味では、日本は財政破綻ということだけはありません。』