梅の花の飾り巻き寿司 | 暮らし、愉し。—アオとリンと、時々ヒゲもじゃ—

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梅の花の飾り巻き寿司


日曜日、子ども達が主役の持ち寄りクリスマスパーティに誘われて出掛けました。つい最近、下の息子が酢飯好きなのが発覚。せっかくだから「梅の花の飾り巻き寿司」でも作って持っていこうと思ったのだけれど、巻き寿司を作るのは数年ぶりなので自信がありません。そんなわけで、事前に試作してみました。その時の覚え書きです。
 

  • ピンクのすし飯は、黒米を入れて炊きました。白米2合に黒米大さじ2。だいぶ濃い色に仕上がったので、薄いピンクにするなら黒米は大さじ1.5でも良いかも。
  • 真ん中の黄色いのは、白だしで味をしっかりつけた厚焼き卵。拍子切りにしてしまったのと、太めだったことで巻きにくくなってしまいました。芯にするものは、できるだけ丸く切って少し細めにし、卵には海苔を巻いてからの方が巻きやすくなるみたいです。
  • 花びらの周りには、炒りごまとキュウリの千切りを散らしてあります。キュウリの緑が映えなくて残念。塩もみにして下味をつけ、少しくったりさせた方が巻きやすいかも。
  • 外側の白いすし飯は今回初めて粉末状のすし酢、タマノイの「すしのこ」を使ってみましたが、やっぱり自分で作ったすし酢の方が美味しい。黒米と一緒に炊いたピンクのすし飯は、米酢・大さじ3、砂糖・大さじ3、塩・小さじ3の、3・3・3の割合で自分で作ったすし酢にしました。穀物酢よりも米酢の方が、甘みとコクがあって好きです。時間がない時や、ちょっとだけ使うのに「すしのこ」は便利かもしれません。
  • 全体的に味のバランスがいまいちでした。黒米を混ぜた寿司飯が思いのほか美味しかったけれど、ほかは卵の塩気しかありません。子どものご飯って考えるとこれで十分な気もするけれど、刻んだ甘酢生姜や野沢菜、桜でんぶあたりでもう少し味に色気が出てくると、もっと美味しくなるかもしれません。このあたりは、要研究!


黒米と一緒に炊いたピンクの寿司飯が大量に余ってしまったので、晩ご飯に刻んだ生姜焼きをのせてどんぶりにしてあげたら、食べる食べる!普段は少食の娘も、3杯もおかわりしてしまいました。これは普段のご飯にも使えそうです。

結局、飾り巻き寿司をたくさん作るのにはちょっと時間的リスクが高いため(笑)、当日は銀座ろくさん亭彩り五目ちらし寿司の上に錦糸卵と桜でんぶ、刻んだほうれん草のお浸しを散らして持参しました。

そういえば、飾り巻き寿司といえば子どもの頃、運動会やお花見、結婚式で親族が集まる時などの「ここぞ!」という時は、必ず母が作ってくれました。いわゆる「太巻き寿司」。これはごくごく普通のことだと思っていたのだけれど、これって千葉県の郷土料理なんだとか。

参考:ちばのふるさと料理 - 太巻き寿司/千葉県

そういうわけで、今は地元を離れてしまったけれども、私も子ども達に郷土の味を教えてあげたいなぁと思う、今日この頃。

今回、飾り巻き寿司を作るのに参考にした本です。