食事 | そらぶろ

そらぶろ

果物大好き、お菓子大好きな糖尿病の母。
なんとか食生活を改善しようと手伝い中です。

以前にも書いたことがありますが、母の1日の生活はひどいものです。
朝は起きず、10時半頃お菓子や果物を食べ、12時に昼ご飯を食べ、夕方までベッドでテレビと昼寝。
晩ご飯後もうとうとし、夜中にお菓子。
糖尿病が進行して当たり前。

お正月はお節料理だったから、いつもに増して大量の糖分と塩分。食べる量も普段の倍。
結果、母の体はいうことをきかず、食べてる以外はほとんど寝てました。

糖尿病を悪化させないためには規則正しい食事が必要です。
食事を抜けば、次の食事で血糖値がぐんと上がってしまうから。
母くらいになると、三食を五等分して五回に分けて食べるくらいにしたほうがいいくらいなんです。

お正月は遅めに祝膳、父が「正月くらい起きて食べろ!」と母を起こしました。
朝ご飯が遅いから、昼ご飯まであまり時間が経ってない。
父は規則正しく12時には昼ご飯を食べることを譲らない。
昼ご飯に起きないと、母は晩ご飯まで食べないか、途中でお菓子に走る。
それはよくないのだけど、3日の昼ご飯に母を起こすことは父も私もあきらめました。

どうやったって、きちんとした食べ方にならない。
いくら言っても好きなものしか口にしない。
結果具合はどんどん悪くなる。
悪循環に父も私も疲れ果てたお正月。

父と決心したのは「今年はママの寝たきり元年になる」でした。


でも、食事では父にも気になることが。

父は足の湿疹や内出血のために皮膚科に通っています。
毎日薬を塗っているのだけど、年末に実家へ来た私の兄から「それは皮膚科じゃ治らない。早急に血管外来で診察してもらわないとだめだ」と言われました。
兄はドクターではなくコンピューター技術ですが、20年ほど病院の手術室での仕事をしていたため、どういう症状だとどういう手術が必要ということに詳しい。
そして父の足の皮膚を見て、病気は皮膚ではなく血管にあると気づいた。
今の父の状態だと、歩くのは検査をするまで禁止したほうがいいと。
年末から年始、父はそれを守ってできるだけ歩かないようにしていました。

でも、食欲は普段と変わらないから食べてしまう。
父は年齢からはびっくりするくらい食べるひとです。
朝からトンカツやステーキでもいい、というくらい。
今までは食べる分だけ動いてきたから問題なかったけど、このままあまり歩かない生活をしなければいけないなら、食事制限をしなければいけません。

今回わかったのは、そうしなければいけないと理解してる父が、理解しているのに食べてしまうこと。
そして、あまり歩かないようにしていたため、足腰が弱ってきたこと。

父の治療はこれからですが、うまくいかないと父も寝たきりへ向かってしまう…


すべては食事から。
病を作るのも、病を遠ざけるのも、食事のコントロールができるかどうか。

そして去年過食症を経験した私は、食べ方が間違うのがどんなに恐ろしいことなのかがわかっています。
わかっているけど、食べることだけは人から言われたくないこともよく知っている。
両親の年齢ならなおさら。
たとえ身内であっても口出しは鬱陶しい。


どうしようかな。
何ができるかな。

それが解決しないと、今の両親をそのまま姪夫婦に託すこともできません。