今朝のこと | そらぶろ

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果物大好き、お菓子大好きな糖尿病の母。
なんとか食生活を改善しようと手伝い中です。

父の起床は4時。
4時半に新聞を取りに行き、30分ほど書斎で読んだら階下へおりてきて神棚を拝み、仏壇にご飯を供えて般若心経を唱えます。
それからストレッチや筋トレをして、6時にはNHKをつけてラジオ体操。
終わると自分で朝食を作って食べます。

今朝もおりてきて般若心経を唱えました。
私はいつも横になったまま父の一連の動作を耳で感じていて、ラジオ体操が始まると朝食を作ります(私がいるときだけは私がします)。

でも、般若心経後、なんの音もしなくなりました。
常に寝不足の私は「おかしいな」と思いながら少しうとうとしてしまいました。
10分ほどで目が覚めると、いつもの父の姿が横にない(父は私の横でストレッチやラジオ体操をしてます)。

起きて部屋を見ると、父がじっとこたつに入って座ってる。
明らかにいつもとは違う。

すぐには動けませんでした。
座ったまま父が亡くなったように見えて。
恐る恐る近寄るのに5分ほどかかったと思います。

声をかけると「気分が悪い。血圧が高いようだ」と。
血圧計で計ると160ある。
あわてて血圧を下げる薬を飲んでもらい、9時を待って病院に行きました。
薬が効いていたこともあり大事には至らず。

血圧の薬というのは、治療ではありません。
飲んだら血圧が一時的に下がるだけで、高血圧を治すものではない。
でも父は、前日調子がよかったから、一回飲まなかったと。

「ちゃんと飲まなきゃだめじゃん」と言いながら、昔のように「ポックリ逝ったらどうするの」と笑って言えない私がいました。

そんな年齢に父がなったこと。
いつ最後が来ても不思議はないこと。
そんなことをひしひし感じました。