こちらの患者様は大学入学前の浪人のストレスでニキビができたとのこと。
近所の皮膚科でケミカルピーリングをしまくったけれども、全然よくならないそうです。
ニキビだけでなく、クレーターもたくさんあります。
ニキビは受験のストレスや仕事が忙しい、などのストレスや男性ホルモンのレベルが高いなどの
体質で起こるとされています。
実際には毛穴の出口の詰まり、アクネ菌や表皮角化細胞の脂肪分解酵素リパーゼによる
遊離脂肪酸、活性酸素の発生による皮膚の炎症や破壊によるクレーターの発生など、
たくさんの原因が絡み合って生じます。
そして、毛穴の出口のつまりだけがニキビの原因であればピーリングだけで改善が期待できます。
ところが実際には毛穴の出口のつまり以外にも原因があります。
多くの患者様はストレスなどにより24時間皮脂の分泌が亢進しています。
これを2週間に1回程度のピーリングだけで治すのは無理があります。
ピーリングだけでなく、男性ホルモンのレベルを下げて皮脂の分泌を抑えるビタミンC誘導体の
イオン導入やスキンケアなどが必要になります。
患者様にはケミカルピーリングと併せてビタミンCのイオン導入、オリジナル外用剤、
そして内服薬で治療しました。
ピーリングだけでなく、ピーリングを含むトータルトリートメントがニキビを治します。