顔のTゾーンが赤くなり、痒くなるのを、脂漏性皮膚炎といいます。
通常、仕事が忙しい、非常に心配な事があるなど、肉体的、精神的ストレスで生じます。
この方は、2月始め頃より、口の周りや頬が痒く、赤くなったと来院されました。
今仕事はしていないそうです。
結婚して13キロ太ったので、コンニャクダイエットで、
昨年、もとの体重に戻したそうです。
でも、甘いもの、脂っこい物が欲しくなり、
2月からチーズ沢山の手作りピザやチョコレートを毎日食べていたそうです。
体重も3キロ増えたそうです。
僕は、ピンときました。
甘いもの、脂っこいものを食べ過ぎると、ニキビや脂漏性皮膚炎ができるのです。
顔が痒くなり、赤くなったり、毛穴が開いたり、ニキビができたとき、一度は食生活を疑ってみましょう。
以前、食事とニキビ、脂漏性皮膚炎は関係ない、と学会で報告されましたが、
僕は、極端な食生活では、大勢の患者様の証言より、
ニキビ、赤ら顔、毛穴の開き、生じると確信しています。
皆さんも肌の調子が悪い時には、一度食生活を振り返ってみてください。