あ~寒いね。吐く息もエクトプラズムみたいに白いし。
今日は船長にあった。
船長っていっても、もちろん本当の船長じゃなくって
ちょっとヤバめの船長なんだ。
ギターを担いで世田谷の上町を歩いていると、どっかで見た初老ヒッピー風の風貌と自転車。
もう5~6年経つけど、下北沢にすんでいた頃に夜中駅前でたむろしてたりすると船長が自転車でやってきて、「やあ!僕、船長よろしく」って輪に入ってきて「みんな僕の仲間なんだ」っておまわりさんに紹介されたりして
ちょっと困った。
今日ひとけのない、寂れた商店街でベンチに自転車(船長いわく船)とともに船長が座ってたので、懐かしいと同時にちょっと面倒くさいから通り過ぎようと思ったけど、目と目があってしまったので会釈をした。
「やあ!僕の友達のくまちゃんにも挨拶した?」
後ろを振り返ると、クリーニング屋の前に熊のオブジェが寒空の中無表情に立っていた。
いつも、くまちゃんと話をしてるって言ってた。
船長は、頭がおかしいわけでも電波系でもないんだけど、ちょっとだけ面倒くさいんだ。
そんな風に思ってしまう自分が嫌だったけど、懐かしくて嬉しい気持ちもあったよ。
生きていたんだ、よかったって思った。
金曜日の夜は八王子のビー玉でManhan×青山雅明のライブだったけど、
アシッドフォークから民族音響系まで盛りだくさんでした、じわじわとお客さんも増えてきていい感じのバイブレーションになってきて嬉しい感じ。
実はビー玉のマスターはかなりマニアックな日本酒マスターでもあられる。
お客さんには、「お酒の神様」というニックネームのこれまたマニアックな人も大小様々なお猪口を持って見にきていた。
この日は幻の酒ともいわれる(らしい)十四代という山形の酒を飲ませてもらった。
日本酒の味を表現するボギャブラリーに乏しいので、めっちゃ美味かったとしかいいようがないけど、その次に飲ませてもらった黒龍もうまかった。
冬は、日本酒はあったまっていいですね。
炙ったイカが食べたくなってきた。