台風一過、急に涼しくなりまして、秋を感じる今日この頃。
温かいシチューが美味しい季節です。
果物も美味しいです。
先日、珍しい物が売られていました。
「まったりとしていて、濃厚な感じのフルーツです。」と、店員さん。
「じゃあ、あれか!? アボガドみたいな??」と、旦那。
違うよ~ほんのり甘酸っぱいし~、スプーンですくって食べました。
ポポー ですって。
母の古い友人から葡萄も届きました。
いえ、今年は差出人名が違います…奥さんらしき名前です。
まさか…!? と思い、電話をすると、、
「主人は亡くなりました。長い間お世話になりました。」
三ヶ月前に、竹の子掘りに行って沢に落ち、川に流され、三日後に発見されたそうです。
どおりで、、あの留守電が奥さんからだった訳だ…入院でもされたのかな…と、思ってましたが。
葡萄園は息子さんが後を継ぎ、甘くて立派な粒の巨峰です。
ここ数年、母の代わりに毎年私が贈り物のやり取りしています。
昨年からこんな立派な品が届いてますが、以前はB級品的な品を沢山頂いていました。
電話では、よく昔話を聞かされました。
「昔、あんたのお母さんからもらった手紙をウチの女房に見つかり、全部捨てさせられたんだよ。
手も握れないくらいの、淡い恋だったのに~」
畑仕事を終えて晩酌しながら、奥さんのいない部屋からかけてよこす…酔っ払いのじじいの話…。
母が若い頃とても世話になったお宅で、妹さんの名前を自分の子供に付けるくらい親しくしていたのだとか。
ちょっと しつこいんじゃない?同じ話ばかり~と、思った事もあったけど…死んじゃったんだ…
昨年は、体調も悪くなり仕事もあまりできなくなった、と言ってたので、、
来年辺り、まだ母も元気なうちに一度連れて行ってあげようかな…と考えてたのに…
黙ってる訳にもいかず母に報告すると、やはりとても驚きました。
「…死んだ!?あの川…キヌ川か…!!
そうなんだ、あそこ立派な竹林があるんだ。
…じゃあ、もう止めよう。香典だけで、あとは何も贈らなくていい。」
そう…わかった。
それじゃ、、これが最後の葡萄だよ。。
「…うんめぇ…」