第1回「無煙のまちづくりの日」にあたって-青森県内のタバコ規制対策の現状と課題- | 青森県タバコ問題懇談会BLOG

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プレスリリース          2007年(平成19年)12月8日

  第1回「無煙のまちづくりの日」にあたって
  -青森県内のタバコ規制対策の現状と課題-
         青森県タバコ問題懇談会 代表世話人 山崎照光
                           鳴海 晃
                           久芳康朗
1.「無煙のまちづくりの日」とは

 子どもたちをタバコの害から守るため、全国初の屋外タバコ自販機撤去条例を制定し、県内で最も早くから小中学校の敷地内禁煙や喫煙防止教育を実施するなど、世界に誇れる取り組みを続けてきた深浦町の故・平沢敬義町長の業績を称え、その遺志を継いで無煙社会をつくっていくために、命日である12月8日を『無煙のまちづくりの日』に制定しました。
 青森県タバコ問題懇談会では、毎年『無煙のまちづくりの日』にあわせて、県内のタバコ規制対策状況の発表や各種表彰・コンクールなどの活動を行っていくことになっています。本年度は12月8日~9日に深浦町において、薗潤(西宮市保健所長・日本禁煙学会理事)・薗はじめ(薗はじめクリニック・日本禁煙学会評議員)医師による「FCTCがアジアを救う~アジアのタバコ対策先進国に追いつけ追い越せ!」と題した講演や県内の禁煙状況の報告などが執り行われました。
 また、平沢町長夫人の平沢慶子様から日本禁煙学会に寄付金が贈呈され、「平沢基金」として今後の禁煙活動に活用されていくことになり、平沢氏の霊前で日本禁煙学会および当会から感謝状・表彰状が贈呈されました。
 平沢町長の先進的な取り組みは決して過去のものではなく、「町民の命を守る」という首長として当然とも言える視点から地方の一自治体が推し進めた英断であり、現在でも先進国最低レベルに留まっている日本のタバコ規制政策に対して警鐘を鳴らし、深浦町の名を国内のみならず全世界に知らしめました。その意義はタバコ規制政策の転機を迎えようとしている現在、むしろ高まりこそすれ色あせるものではありません。

↓2.カード識別式タバコ自動販売機の問題点について