こんばんは。あおいとりコーポレーション飯田英里です。
撮影会以降、レッスンが続いていて、すっかりご報告が遅くなりました。
もう、あちらこちらのブログ、FBでご覧になられているかもしれません。

いやー、素適なスタイリングを展開してくださいました。
まずは、スタイリストの平原みどりさん に感謝申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
本当に、直前まで、構想を練り直し、積み重ね、の繰り返しでした。

そして、続々とご参加くださった方々から、
参加者限定のサイト用のお写真をお送りいただいております。

どれも、その方、その方の経験してこられた想いを感じ取れ、
感じ取っている事の違いを、ひしひしと感じます。

着眼点の違い、感動していることの深さ、等々・・・

じっくり観察して、自分として出せるものが何か、ということを、
写真に写し込んでくださって、ありがとうございました。

結果として、たいていの方は2時間半程度、撮影されてました!
楽しんで頂けましたでしょうか?

私のように、
平原さんが事前に撮影してくださって見本として置いておいてくださった、
基本的な構図しか押さえていない写真よりも、
よほど見応え、作品としての出来栄えがありました。

とっても気になっておられますよね?!
今回は、平原みどりさんのスタイリングをご紹介いたします。

平原さんといえば、俯瞰の女王☆

http://aoitori-corporation.com/

トレイに、スパイシーなパスタを連想させる食材をセレクト。
ダイナマイトのような唐辛子ソース、
入手困難な茎の長いニンニク&バジル。
1アイテムから閃く、全体像があるな、と納得しました。
そして、トレイの枠を、余白のまま使わないところが、海外の雑誌風ですね。


ちなみに、平原さんが当日、お話なさったことは、
ご参加くださった方だけの価値になるべき事だと思いますので、
省略させていただきます。ご了承ください。
あくまでも、この記事の内容は、私の勝手な想像と解釈でございます。


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朝食のシーン。あくまでも、カッコいいイメージなので、
ホワイトバランスも、フードですが、あえてブルーの感じられるような色味に。
すみません、お皿の絵柄、ボンジュールの「B」が完璧に入っているべきでした。

黒白だけだと、硬すぎるでしょう?
リラックスした、はちみつの光沢、タイム、トースト、アーモンド等のリズム感、
食べかけのドラマ感が動きがあって素適でした。


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こちらは、オマケのスタイリング。
といっても、上部で1スタイリング、下部で1スタイリング、それぞれ横構図で!
というサービス精神旺盛な内容です。
私は上部を切ってしまってますが、それを縦構図で。
ジェノベーゼを作って、食べる、一連の時間を閉じ込めております。

この感心すべきところは、
フードフォトは「作ったら、即!撮る」というのが常識です。
それが不可能な撮影会において、
長時間、耐えられる内容を展開したところだと私は思っています。
細いパスタだったら伸びます、青い葉物はくたびれます。
パスタも二色あわせたあたり、立体感の演出に役立っています。

ジェノベーゼの良い香り、誘惑されますねぇ~
以上、フード部門のご紹介でした。


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インテリアカフェをお借りしているので、
インテリア的なものも展開したい、というご提案から。
ただいま男前なインテリアが流行中、それも踏まえたセレクトで構成。
辛子色のライトが3Dで見るスタイリングのキーアイテムとなっています。

平原さんは鳥がお嫌いだったと思うのですが、羽アイテムがあって、
くすっと笑ってしまいました。私への「萌えアイテム」のご提供でしょうか(笑)

会場の&comodia さんで販売中の左上の絵画は、
ご指定の構図には入っておりませんでしたが、あえて入れてみました。
インテリアの一部、という感じを出したかったので。
手前のグリーンの椅子を入れた方もおられて、
そちらも、インテリアを感じさせる、いいアクセントになっていたと思います。


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さて、会場のテーブル、椅子はすべて一点ずつ異なっていて、
素適なインテリアショップです。
そんな素適の詰まった場所で撮影会をしております。
&comodia さんにも是非、足を運ばれてみて下さいね。


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アンティークの器に、実用性も兼ねた吊り下げ紐のついたお洒落な石鹸。
背景には、こちらも男前インテリアで大人気のティンパネル。
インテリアに使うのではなく、背景になんでも使っているところが柔軟な発想です。
もっと硬い印象の撮影でも良かったかもしれません。
石鹸を優しいイメージで活かすか、全体を硬派に捉えるか、
そのあたりで、写真としても面白いものがあったスタイリングでした。

私としては、カメラの特性も考えた上での判断だと感じたので、
はちみつ色の石鹸が奥に配置されたのを活かす、
というのが撮影意図でございます。
ここに重い色の石鹸でも良かったのですもの。
あえて一番、淡い色をセレクトした理由を考えました。
(???のご参加者の方は、ご質問ください)


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さて、今回の撮影会を象徴する一大スタイリングの力作でございます。
マフィンは手作り、粉砂糖のふりかけも、ひと手間、怠りません。
風車も手作り、しかも裏表の色にこだわった、徹底ぶり。
アイスバーの替わりのスイカバーのバーも、ひと手間を加えています。
ロザンナのティーカップ、可愛いティーパックも、ピンクの背景に映えますね。

でも、最後の最後まで大変だったのは、意外にも、花の調達でした。
こういうときに、ナマモノは、スタイリスト泣かせです。
ふたりして、1週間も「どうしましょう」と相談し合いました。

季節的にカモミールは終わっており、自宅庭にもなし。
代替品を、前日の太田市場でも、私も見つけられず、
最終的に、マトリカリアで代用いたしました。
細かいことなのですが、これが、あるとないとでは、可愛さが変わってきてしまうので、
大事なアイテムでございました。

このスタイリング、もっとも海外的な印象ですが、
逆に、とても日本人だなと感心しました。
ティーパーティですが、庭を感じるアイテムが入っていて、
風車で、風を、
花紙のお飾りで、お祭りのような賑やかさを、
お花で、庭の香りを、
全体としては、ガーデンティーパーティーを、見立てているのです。
「見立て」は、東洋的な発想です。

実物を描かずに、空想させる

なかなか可愛い中にも、奥の深いものを感じられた素晴らしいスタイリングでした。

どうも男前のスタイリングばかりになってしまって、
キュートスタイリングを、突如いれます!と数日前に連絡があったのですが、
これだけが断片的な内容で、
最終的に、どうなるのかな?という謎スタイリングだったので、
最終形を見れたときには、圧巻でございました。

10年間、真摯に、フォトスタイリングに向き合ってこられたことが、
こうやって実を結んでいるのだな、と感慨深いものがございました。


今回のテーマ「丁寧なライフスタイルから生まれる、美スタイリング」は
まさに、平原さんスタイルを象徴する心がけだと思いましたので、
テーマを決めさせて頂きました。

写真を撮る、ということだけでなく、
このスタイリングに至る、丁寧な生活があってこそ、
それを感じ取って頂ければ幸いです。

スタイリストへの敬意をこめて。


スタイリスト 平原みどり
フォトグラファー 飯田英里



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