3月6日・全国課長会議の振り返り(その6) | あおいさんの部屋

あおいさんの部屋

matamura aoi blog

フレクサトーン。又村です。

明らかに聞き慣れない名前ですが、これは楽器でして、しかもガンダム好きなら知らぬ者はいない「ニュータイプが何かを感じた時の音」を出すのだそうで。又村の耳には、確かに聞こえました。

・・という、刻(とき)の鼓動が聞こえちゃうかも知れないネタはさておき、今日も引き続き、3月6日に開催された全国課長会議の振り返りを続けます。

【課長会議の全体資料はこちらから】
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/kaigi_shiryou/

前回までで、駆け足でしたが企画課の議題が終わりまして、今日は企画課施設管理室の議題に進みたいと思います。
まずは、企画課施設管理室から。

企画課施設管理室
1 国立障害者リハビリテーションセンター等について(★)
2 独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園について(★)

【企画課施設管理室の資料はこちら】
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000076980.pdf

現在、国内には国立(運営は独立行政法人)の障害者支援施設が7か所、特に知的・発達障がいのある人への支援に特化した「国立重度知的障害者総合施設(以前の呼び名はコロニー)」が1か所あります。概要は以下のとおりです。

★国立障害者リハビリテーションセンター(身体・知的・精神対象)
・・提供サービスは自立訓練(機能訓練、生活訓練)、就労移行支援
★国立光明寮(視覚障がい)
函館視力障害センター
神戸視力障害センター
福岡視力障害センター
・・提供サービスは自立訓練(機能訓練)、就労移行支援
★国立保養所
伊東重度障害者センター
別府重度障害者センター
・・提供サービスは自立訓練(機能訓練)
★国立福祉型障害児入所施設・秩父学園
・・提供サービスは障害児入所
★国立重度知的障害者総合施設のぞみの園
・・提供サービスは障害者入所、生活介護など

この中でも、のぞみの園では、利用している人への支援だけでなく、研究事業や研修会やセミナーの主催のみならず、職員(講師)派遣なども行っており、研究テーマも今日的な内容が多数含まれています。
主な調査・研究テーマは、次のとおりです。

地域及び施設で生活する高齢知的・発達障害者の実態把握及びニーズ把握の研究
福祉の支援を必要とする矯正施設等を退所した者の地域生活支援に関する調査研究
強度行動障害支援初任者養成研修プログラム及びテキストの開発
障害者虐待の防止及び養護者・被虐待障害者の支援の在り方に関する研究
施設入所支援を活用した精神科病院等の退院促進に関する調査
知的障害者支援における支援内容の変更と情報共有の方法について(実践研究)
高齢知的障害者のグループホームにおける支援の実際(実践研究)
中年期・高齢期にさしかかったダウン症の人たちの医療のニーズの実態調査(実践研究)

また、のぞみの園で開催した主な研修会やセミナー実績は、次のとおりです。おそらく、今年度も同じくらいのペースで(テーマは少し変更されると思いますが)開催されるものと思われます。

強度行動障害支援者養成研修(基礎研修・実践研修)指導者研修
国立のぞみの園福祉セミナー
・~発達障害と性教育~
・~高齢知的・発達障害者とその支援~
・福祉サービスを必要とする罪を犯した知的障害者等の地域生活支援に向けてPart7
・福祉のサービスを必要とする罪を犯した知的障害者等の地域生活支援を行う施設職員等研修会〈中央研修会〉
・非行・犯罪行為に至った知的障害者を支援し続ける人のための双方向・参加型研修会
支援者養成現任研修
・高齢知的障害者支援コース
・矯正施設等を退所した知的障害者支援コース
・行動障害者コース
国立のぞみの園医療福祉セミナー
・うつにならない働き方~ヘルスケア・ワーカーのメンタルヘルス~

なお、職員(講師)派遣については、都道府県等が実施する研修に職員派遣を行っており、特に高齢知的障害、強度行動障害、発達障害及び矯正施設退所者支援の分野について職員派遣を行っているとのことです。興味のある方は、のぞみの園へ問い合わせてみてはいかがでしょうか。

【問い合わせ先】
独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設のぞみの園
TEL:027-325-1501(代表)
FAX:027-327-7628
URL:http://www.nozomi.go.jp
e-mail:webmaster@nozomi.go.jp

では、今回はこれくらいに。