先日出演させてもらった、関西テレビの「よーいどん」のいっちょうらコレクションの放送後、

 

「動画をアップして」という声を沢山いただいたのですが、
抵抗があるので、静止画で紹介させていただきます。

 

「動画で見たい!」と言う方は、自宅レッスンなどの際にはお見せできますので、言うてください(^^)/


 

さて本題。

 

今回私に与えられたお題は、「着物をアクティブに着こなすマダム」でした。


 

関係者の方と何度かやり取りをしていて、

 

「着物で出迎えて、スポーツウェアに着替えてください」

 

「着物で出迎えて、洋服に着替えてください」

「いっちょうら着物でいいので、着物でゴスペル歌ってください」

 

などといったやり取りがあり、「それはできません」とキッパリ!!

 

 

しばらく音沙汰なかったのですが、半年後くらいに再度電話をいただきました。

 

 

 

最終的に、「着物で焼き肉とかボウリングとかされてますよね??」「色んなシーンで着物を着こなしているという切り口で、『オールラウンド着物マダム』というお題でどうでしょう?」

 

 

 

と連絡がありました。

 

 

また、撮影時間の関係上、基本的には「洋服⇒着物」はお断りしているそうですが、早く着替えられるなら・・・とOKが出ました。

 

私自身、「着物着れるようになったけど、着物を着ていくところがない」という状況は作りたくないなと言う思いから、色んなシーンで着物を着こなすという点については、常々私が考えていることなので、ここまで折れていただいたのなら・・・とお引き受けすることにしました。

 

 

 

 

ところが、交渉の相手が担当ディレクターに代わった途端に若干路線が変わっていき、再び不安が・・・。

 

打ち合わせ当日、自分のことを色々伝えて、軽く台本が作成されました。

 

で、帰り際に「それでは、着物で何でもやっちゃうマダム」と言うことで。

 

 

と言い残してお帰りになられました。

 

 

その時、いつもの悪い癖で「テレビ的にその方がウケるのなら仕方ない」と受け流しました。

 

 

 

 

でも、私のことはさておき、面白おかしく放送して、

ただの着物好き場違いな人みたいな編集をされたら、

着物ファンに対しても失礼なことになってしまう!!

 

腑に落ちないまま受け流したら後悔する気がしたので、

思ったことをお伝えしました。
 

そしたら、「着物をアクティブに着こなすマダム」ではいかがでしょう?というお返事。

 

確かに「オールラウンド」でもないので、「アクティブ」くらいでええか・・・と納得の上進めました。

 

お出迎えは洋服で。


 

着物⇒着物は番組的にNGなので、洋服⇒着物にしてくださいと言われました。

 


「洋服は、スーツか部屋着くらいしかないですけど」と言ったら

「むしろ部屋着で良いです」と言われました。


流石に部屋着でテレビは出れないので、タンスのそこで眠っていた15年前に買ったニットを。

(引き受けたのが急だったので、洋服買に行く時間もなかったのです)

 

 

まず、階段を上がりながら、似顔絵を使って家族構成を紹介。

 

 

 

「いっちょうらマダムデータ① 4人家族」

 

 

 

その後、教室に使っている部屋に入る。

 

 

 

「まぁ、立派な和室ですが、ここは何に使ってるんですか?」とナイスパス。

 

 

 

 

「ここで着付教室をしています」と私。

 

 

着付け教室をしていることを写真3枚を使って宣伝してくれました(笑)

 

 

 

 

「いっちょうらマダムデータ② 自宅で着付け教室」

 

 

 

「しかし、着付けの先生にしたら若すぎませんか?」と言う話になり、

 

 

「41歳です」と伝えるとかなり驚いてくれて、

「そうは見えない」「40代やったらちょうどええ頃ですね」と言ってもらったところはカットされてました(笑)

 

 

次に、着物に目覚めた理由を聞かれる。

 

 

 

まずは、「子どもの頃子役をしていた」という話を。

 


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円さんがこの写真を見て「かわいいー」と手をたたいて喜んでくれていた。

 

 

 

「出演番組は?」と聞かれて

「遠山の金さんなど主に時代劇です」と答える。

 

控えめな私は、夏目雅子とCM共演したことを言うのを躊躇しやめる・笑

 

 

さらに、放送後に遠山の金さんと一緒に撮った写真は妹が持っていることを知る。

 

 

 

 

その後、

「しかし、子役をしてたって理由だけで、着付けの先生にってなりますかね?」

と聞かれる。

 

「祖父が呉服屋さんだったこと、祖母が和裁士だったこともあり、日ごろから祖父母は着物で生活をしていたため、常に着物が日常にあった」ことを伝える。

 

 

 

 

「いっちょうらマダムデータ③」祖父が呉服屋さん

 

 

 

ナレーション「子育てもひと段落したのをきっかけに、自宅で着付け教室を始める」と2度目の着付教室の宣伝(笑)

 

 

 

「いっちょうらマダムデータ④ 2年前から着付け教室を始める」

 

 

そして、「着物で何するサークル」を結成し、生徒さんと着物でお出かけされているそうです。」とナレーション。

 

ちょっと違うけど、まぁええわ。

 

 


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↑うっすら「着物で何するサークル」のテロップ。

 

 

 

そこで、USJに行った時の写真や、ボウリング、ダーツをしている写真を交えて、アクティブに着物を着こなしているマダムを表現。

 
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ここでも、円さんのリアクションがよかったです。

 

 

 

 

「なぜ、着物でこんないろんなことをしてるのか?」と聞かれて

 

 

 

「着物はかしこまった席でしか着れないという固定概念を取っ払うため」

「着物が着られるようになっても、着る機会がなくて忘れてしまってはもったいないので、生徒さんの着物を着る機会を作ってお出かけしています」などと言ってみたものの、教室コンセプトと受け取られたのか、カットされてた。

 

ここ一番伝えたかったとこやのにな。

 

まぁ、しゃあないな。

 

 

で、ここで、洗える着物があるので汚れを気にせず活動できるということに触れてくれる。

 

 

 

 

 

「いっちょうらマダムデータ⑤ 洗える着物で活動」

 


 

次に、洋服のクローゼット紹介。

 

 

たまたま取り出した服が私が作った服ばかりで、思いがけず洋裁をしていた話に及ぶ。

 

 

 

取り出された服は、自作のスカートやコート、妹のために作ったウエディングドレス。

 


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「いっちうらマダムデータ⑥ 洋裁を5年やってました」

 

 

妹に作ったウエディングドレスにかなり喰いつかれてましたが、そこは話がそれすぎるためカット。

 

 

 

 

そして、赤い服が多いことについて「赤好きなんですか?」と聞かれ、

 

 

 

「ゴスペルの衣装が赤黒といった指定が多いので、パーティドレスは赤と黒以外は捨てたことを伝える。


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「ゴスペル~。ふり幅広すぎですやん」と言って驚かれてました(放送ではカット)。

 

 

 

その後、娘たちの年齢を聞かれる。

 

 

(次女の年齢を言い間違える・笑)

 


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「おっ!ということは入学式も最近ですね・・・」と言う話になり、

 

(最近恒例の)「入学式に着たのはこれでしょう!!」と銀シャリさんが最近勝手にしているコーナーが始まる。

 

洋服を何着か引っ張り出して

「これかな?」

「違います!」というのを繰り返す。


 

わざとボケけてるのかと思ったけれど、あまりにも何度も繰り返すので本気でボケていた様子。

 

小さな声で 「着物です」って突っ込みましたわ。

 

 



で、お着替えタイム。

 

私が1階で着替えている間に、皆さんは2階でこのあたりの撮影をされています。

 

 

「おっ!それいっとけいっとけ」みたいないたずらっぽい声が聞こえていたのですが、

 

 

上で鰻さんが私の洗える着物を羽織ってるところまでは想像ついたけど、絨毯で帯にしていたのは意外でした。

 


そして、登場。

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登場すると、スタジオも沸いてました。

未知やすえさんが「わぁーきれいな色~」「背中の柄がすごい~」とうなってくれてはりました。

 


「なぜこの着物を選んだのか?」という質問に対し、

 

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「祖父が母に誂えた着物であること」「母が大切に着ていたものであること」を伝えました(ここでは控えめ)。

 

 

 

その後、この着物のお気に入りポイントを聞いていただいたので、これは絶妙のパス!!と思い、



 

「桜が全面に描かれていること」

「教室の屋号に桜がつく」ことを軽く宣伝させていただきました。

この一言を使ってもらえてたのは意外でした(笑)

 

 

VTR終了後のスタジオの反応もよく、

トミーズ健さんが「着物わからへんけど、着物ええって思うなー」とか言ってくれました。

 

 

正直、収録後はどんな編集になるかわからなかったので、

放送までの1ヶ月間は思い出すとブルーになっていたのですが、

 

打ち合わせで伝えていた通りに編集してくださり、ほっとしました。

 

何より放送を見て「また着物を着てみたいと思いました」と言うコメントをいただけたことが嬉しかったです。

 

当初、教室の宣伝になるとは思ってなかったので、「着物に興味を持ってくださる方が一人でも増えたら…」と思って引き受けたので、その一言で目的は果たせたかな?と思っています。

 

 

いっちょうらコレクション。私の周りではお声がかかっている人が何名かあるのですが、出演するかしないかは結構悩みどころみたいです。

 

 

 

私自身も躊躇しましたが、何度か粘った結果、いいタイミングでいい形で取り上げてもらえたなーと思ってます。

 

 

 

放送後に、電話でやり取りをしてくださっていたディレクターさん(出演者を発掘している人)や担当ディレクターさんにもお礼のメールを入れさせてもらったのですが、

 

特に、電話でやり取りをしてくださっていたディレクターさんからは再度お電話をいただいて、とても嬉しいコメントをいただきました。

 


いっちょうらコレクションの静止画解説は以上でございます。

 

長々とお付き合いありがとうございました。

 

 

年内にアップできてよかった(笑)

 

 

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