*妄想・俺の陰  第一夜(+act大野智 | 青と虹色 ~嵐*大野智さん*天然+大宮~

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大野智さんfanブログ。 愛されリーダー+仲良し嵐5人が大好きです

※以下妄想ストーリー(完全フィクション)です
実在の人物・団体とは一切関係ありません。


苦手な方は華麗に、スルーでお願いします


お早うございます、yacoです。
今回は ちょっぴり続きものです;

そしてこれ 夜だけの公開にして 朝には消す方がいいか迷ってます
お話はね~需要がイマイチ分からないのです;
とりあえず 今回は このまま出させて下さいね

明日以降、 アメ限にするか一般のままにするか考えます。
では^^;









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アイツの中の風が止んだ…


そろそろ

俺が動いてもいい時間 みたいだな…

  
 





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ここは    どこだろう



私は どこかを
迷いながら歩いていた

すると、頭上から 一陣の風が吹き


目の前が 闇に包まれる





これは    夢………   ?




 
ふと、誰かの気配を感じて 顔を上げた






「…!」


 
 
息が        止まる…。


「…   誰   ?   」

 そう 私に問いかける人影は
私が会いたくて   たまらなかった人の姿で…

「ああ、そうか ごめん…    俺が呼んだんだな…」

「え?」


 
「お前…俺の事 ずっと考えてたろ?」


「!」

「…  だから 興味が湧いたんだ  どんな奴かな って」

私は動揺したまま 一歩 後ずさる

「でも…あなたの事を想う人は沢山いるのに  どうして…私だけが」
本音が 

口をついて出ると
 彼は柔らかく笑いながら

「俺が呼ぶ波長と お前が会いたいと願う波長だけが 重なって
俺にも届いたんじゃないかな…。

だからここにいるのは 偶然じゃなくて…   きっと必然だよ。」



彼は そう言うと 再び 含むような微笑みを私に向けた。


「あなたは… 智さん なの?…」

私がいつも見ている彼とは
何だか…   少し雰囲気が  違う

すると ゆっくりと 足元が小さく光ると
穏やかな顔で眠る 智さんが 見えた


「あ…」

「俺は アイツだよ…。

ずっとアイツの中に住んでいる陰。

アイツが静かな時は 俺は自由に動きまわれる。
ほんとのアイツはよく喋るよ…俺と沢山会話もするしな。

でも アイツは気付いてないかもしれないけど


アイツの想像を形にしてやるのも 俺の役目だし…な」

そんな言葉を頷くでもなく
ただ茫然と 立ち尽くし聞いている私を見兼ねたのか
人差し指を 光の中の智さんに向けて指した

「なあ、   お前の目には  アイツは今、どんな風に映ってる…?」

智さん…   は…




「優しくて あたたかくて…    だけど…どこか

そんな 私の言葉に重ねるように




「じゃあ…      俺は    どうだ …? 」

 

その言葉に

改めて 彼の顔を覗き見る。




凛とした強さを たたえているのに

黒目がちな闇を吸い込んだような瞳が



どこか…



 寂しくて










「ふふ、やっぱ お前 すげえな…」

「…  だっ  て そんな悲しそうな顔見たら、誰だって…そう思うかなって」

すると 突然、

私は手首を掴まれ
グっと彼の方に体を引き寄せられていた

「あ…!」

彼の胸の鼓動が聞こえる距離にいることに驚き、
私まで心臓が飛び出しそうになる。



「お前に…


頼みがあるんだ…」

 
  
  
  


耳元で 低く 囁く   声



ドク ン   …!






    



「俺を  抱きしめてよ…」



「え…  …?」







「お前に   抱きしめて欲しいんだ…」



彼の泣きそうで 消えてしまいそうな表情に

私は 何も言えないまま

おそるおそる  両手を背中にまわすと
彼を そっと   抱きしめる


「お前、あったかいな…


すると今度は 彼の手が 私を強く包んでいく


 
  
  





「嬉しかった。   これで アイツも…」

小さく呟くと



「 また明日…    な」



彼は 私の髪に 触れるか触れないか位の距離で囁くと


甘い香りを 首筋に掠めるように残し


ゆっくり離れ



周りの闇に溶けるように
陰となって

消えていった