今回はとってもマニアックなお話しです。
いつもマニアックという話もありますが(^^;(^^;(^^;
鉄 (イオン) はほとんどの生物の生存と増殖に不可欠な元素です。
なので何度も言っているように鉄が不要と言っているわけではないので
お間違えの無いように・・・
細菌も生存、増殖するのに鉄を必要としています
大腸菌であったり、カンジダ菌であったり・・・
鉄を探し求めている・・・
細菌は自分で鉄の含まれている食べ物を摂ることができないので
宿って鉄を奪うという進化を遂げたわけでして・・・
特にフリーの鉄は取り込みやすくて大歓迎なわけですが
しかし, われわれ人間、いわゆる宿主生体では鉄は大部分が何かしらで結合していて
遊離鉄はあまりないんです。
普通に食事をしていれば遊離鉄が増える鉄過剰はそうそう起きないんです。
これは活性酸素の生成防止と細菌感染症に対する生体の防御反応であるんですね。
余分な肝臓にため込んでいく。そして貧血にしてでも肝臓にためていきます。
これは前回書いたブログ内容につながっていきます。
フェリチンが高いのは感染などが起きた場合や腫瘍のマーカーにもなっているんです。
んじゃあ、簡単に持っていけない鉄をどうやって奪っていくのか？
そのひとつがシデロフォアというものです。
細菌がシデロフォアを産生して鉄を奪い取っていこうとします。
具体的には細菌がシデロフォアを出して鉄を探索？する
探し当てたら奪らせて回収する。
これに対して生体内ではシデロフォアを使えなくしちゃえ
てのがシデロカリン・・・
出てきたシデロフォアを細菌が回収する前に捕えちゃいます。
面白いね
体の中でこんな戦いが行われているんですよ。
そしたら細菌側も黙っちゃいない
シデロフォア使わないで直接奪っちゃえ・・・
んじゃ、鉄を隠しちゃえってので
トランスフェリンやラクトフェリンの出番なわけです。
もちろん白血球の中にもラクトフェリンが入っています。
細菌をやっつけて残った鉄を回収するわけですね。
特にラクトフェリンは・・・
ラクトフェリンって聞いたことありますよね？
母乳にたくさん含まれているというあのラクトフェリン
鉄を囲い込む力はトランスフェリンの１００倍だとか？
そして抗菌作用あり、ビフィズス菌成長作用ありと、いろいろ大事な栄養素です。
つまりはラクトフェリンの機能を十分に満たすことが重要となってくるわけで・・・
そういう意味では乳製品を全否定はしていないんです。
量とか質とか使用方とかそういう問題であると思っています。
しかしながらトランスフェリン, ラクトフェリン, ヘム鉄に結合している鉄を
奪っちゃおうってのもあるらしいから困ったものです。
病原菌が鉄を奪い取る仕組みを癌治療に応用しているものあります。
いずれにせよ鉄を安易に摂ることは病原菌にえさを与える結果になりまねません。
貧血の原因が病原菌によるものならなおさらですね。
貧血の原因を探っていけば鉄サプリが必要なケースってそうそうないと思っています。
何度も書いていますが鉄欠乏は結果であって原因ではありません
原因を追究しないといつまで経っても鉄サプリのお世話になるだけではなく
大きな病気を見逃すことになrかもしれません
そんなわけでお知らせです
貧血セミナー第２弾
「鉄不足だけではなかった貧血の原因」
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/011cy3yrwtrc.html
前回２時間で話したりなかったので今回は時間を拡大してお話しします。
日 程：2017年4月16日（日）13：00～16：00
受 付：12：45～
場 所：SOBIZGATES【加瀬会議室】会議室A
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-11-2 SOBLD 2階
鉄不足などによる貧血は
結果であり原因ではありません。
原因を解決しなければ
半永久的に鉄サプリのお世話になっていきます。
もしくはずっと貧血のままです。
安易な鉄サプリの服用は
貧血よりも問題が大きくなることがあります。
ご自分の貧血の原因を一緒に確かめてみませんか？
・鉄の体内での動き
・妊婦、産後の貧血
・子供の貧血
・鉄サプリに頼らない貧血対策
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お口の中から全身の健康を考えるホリスティック歯科医院を目指している
千葉市若葉区桜木のあおい歯科クリニックhttp://www.aoi-shika.com/
あおい歯科クリニックは
安全なアマルガム除去を行っております。
切削量の少ない虫歯治療法、
海外のホワイトニングシステム、
オーソモレキュラー医学に基づく栄養療法、
プロバイオティクス・サプリメント外来・プラセンタ治療、点滴療法、重金属蓄積検査、フードアレルギー検査等を行っています
副腎疲労症候群、慢性疲労症候群、カンジダ症、セリアック病、ノンセリアック病、リーキーガット症候群、発達障害などでなどでお困りの方もご相談ください。