なつやすみえにっき① | 逢海司の「明日に向かって撃て!」

逢海司の「明日に向かって撃て!」

ご注意下さい!!私のブログは『愛』と『毒舌』と『突っ込み』と『妄想』で出来上がってます!!記事を読む前に覚悟を決めてくださいね(^^;。よろしくお願いします☆

9月2日。晴れ。



んんっ、とオレは大きく伸びをする。


久し振りに畳みの上に布団を敷いて寝たのが、


まるで夏休みに親戚んちんに泊まりに行ったみたいだった。




昨日も朝からいろんな体力ゲームやクイズに引っ掻き回されて、


今日も今日でいろいろと待ってるんだろうけど、


オレはすこぶる元気で。


健康的に窓を大きく開けて、熱海の海に向かって


「おはっよう♪気持ち良い朝だね~」


なんて、ピース(^_^)v


誰が見てるか分からないから、って怒られるけど


こんな気持ち良い空気を直接感じないのは勿体ないし。


だから、窓全開。


寝巻き、全開。




パシャって。


後ろで携帯のシャッター音がして、振り返ったら、


律儀に旅館の浴衣を着たあいつが、携帯カメラでオレを撮っていた。


してやったり、みたいな笑顔で。


「おっはよ♪」


「おはよう、雄ちゃん。気持ち良いのは分かるけど、風邪引くよ?」


って、また。。。あんたはオレのおかんかいっ!


でもそーゆーお小言も懐かしくてうれしい。


言ったら「でも言うこときいてくれないじゃん」って言われそうだけどσ(^-^;)


(だから言わない)





『部屋は確保したから、すぐに熱海に来い!」』


ってメールしたら、


『ぼく、東京に戻ったばっかりなんだけど・・・(=_=;)』


って返事が来た。


そんなん知ってる。


だって、あいつがブログに書いてたから。


オレらが書きたくても諦めて黙っていたのに、


あいつはあっさりと、それこそ書く必要もない文面に


お前も一緒だったって、分かりやすく書いてた。


何がヤラれたって、誰でも読めばお前だって分かるように書いてるのに、


はっきり個人名で書いてないから、いくらでも言い訳の余地がある書き方だってこと。


ずりーって思いながら、あいつの照れ隠しみたいな優しさが嬉しかった。




「今日もいろいろ?」


「うん、いろいろ。だけど絶対に誰かお前を誘いに来っぞ」


オレはやたらと企画に付き合わされるけど、その裏で手が空く人もいるので、


その隙を狙って遊びに来る奴もいるだろう。


極秘同行だから、こいつ連れて大っぴらに外には行けないけどさ。


みんな、こいつが居ない違和感をどっかに感じてたから、


少しでも顔見て、声聞いて、そんでこいつのコト、充電しておきたいと思うんだ。



「やべ、遅れる!」


慌てて用意するオレの横で、


オレの散らかしたところを順々に整えていく。


変わってないな~って、嬉しくなる。


「いってらっしゃい。無茶しないでね」


「それ、紳助さんに言って(ToT)」


オレは、また後でねって手を振って、お前も笑いながら手を振って、


でも絶対に、いつか一緒に手を繋いで出て行こうって。


おんなじところに向かって、一緒に走って行こうって。


















泣かない。


泣いたって何も変わらないから。


それはあのとき、充分分かった。


だからオレは笑う。


笑って、お前の力になる。


それだけ。






今日も元気に行きます。