【やっぱり京都、行こう編 その3】
夏の暑さに辟易しつつ、「清水寺」の参道から右に曲がり、「産寧坂(三年坂)」を歩きだしました
「産寧坂」の名前がついた由来には~
清水寺にある子安観音へ「お産が寧か(やすらか)でありますように」と祈願するため、
登る坂であることから「産寧坂」と呼ばれるようになったという説
この坂道を通る際に念願を強くした清水寺の参拝者が
願いが叶ったあとで観音様への御礼参りする時に通る坂なので、
「再念坂」と呼ぶようになったという説
高台寺に居を構えていた豊臣秀吉の正妻「北の政所(ねね)」が、
秀吉の子供の誕生を念じて「(産・念)坂」を上り、清水寺にお参りしていたことからついた説
など、諸説あるそうですが、そんなの知らなくても全然関係なく楽しむことができるため、
全く気にせずテクテク歩くと~
今回の旅で、楽しみにしていた「明保野亭(あけぼのてい)」に到着しました
(と言っても、さっきの店から5分位しか経ってませんが・・・)
「明保野亭」は幕末史に関心が深い方ならご存知だと思いますが、
坂本龍馬が常宿とし、勤王の志士達と倒幕について談合したことや、
「明保野亭事件」(会津藩士が土佐藩士を池田屋事件から逃れた勤王の志士と間違え刺した事件)
の舞台となった場所なんですよ~
ということで、歴史好きの僕にとって憧れの店に無事到着したので、暑さから逃れた喜びから
店員のおばちゃんに『ここに来たかったんですよ~』と話しかけると、もう大変
愛想のよいおばちゃんのマシンガントークが次から次へと繰り出されましたが、
会話が面白すぎ、爆笑に次ぐ爆笑で最高に楽しいひと時を過ごすことが出来ました
そして、ここでオーダーしたのは~
京都本場の抹茶と~
美味しそうな和菓子
京都らしい抹茶と和菓子の組み合わせに舌鼓を打ち、
楽しい会話に癒され、坂本龍馬ら勤王の志士に想いを馳せ、
最高のひと時を過ごすことが出来ましたよ~
「明保野亭」のおばちゃん、面白い話ありがとう
今でも我が家では、おばちゃんのことが時々話題に上ってるよ~
その後、再び散策を開始しましたが~
『おお~っ』
これがかの有名な「舞妓はんひぃ~ひぃ~」なのかと眺めていると
試食品が並んでいたので、辛い物は苦手なくせについ出来心で手を出すと~
『ひぃ~~~~~~~~っ』
やっぱりこんなのに手を出すんじゃなかった~
しばらく口の中がひぃひぃ言ってたよ~
でも、辛党のちぃちゃんやあつしさんなら物足りなかったかもしれませんが…
因みに、後ろを振り向くとこんな風情溢れる感じだったよ~
その後、店を覗くネコちゃんを発見したり~
人力車と通り過ぎたり~
外国人好みの店などを眺めつつ~
「二寧坂(二年坂)」へと進んできました
「二寧坂」とは、「三寧坂」の北にあり、「高台寺」へと続く道として有名ですが~
大同2年(西暦807年)に坂が整備された時よりこの名前が付けられたという説
産寧坂の下なので二寧坂で呼ぶようになったという説
など、諸説あるそうです
また、「二寧坂」には、「転ぶと二年以内に死ぬ」というおっかない言い伝えがあるので、
転ばないよう慎重に慎重に歩きましたよ~
そして、道を歩いていると、ワンワンと声が聞こえたのでよく見ると、
可愛いワンちゃんがこちらを向いて座ってました~
そして、漸く「高台寺」の看板が見えてきたので~
近道を歩いていって~
駐車場を通り抜けると~
秀吉とねねの寺である「高台寺」に到着しました
「高台寺」とは、北政所(ねね)が亡き夫である豊臣秀吉を弔うため1606年に開いたお寺なので、
夫婦円満にご利益があると言われる「秀吉・ねねの像」に触れて、家庭円満を祈りました
まずは、庫裡に向かい、受付で拝観料(大人600円)を払って~
『レッツゴー』
と言いつつ歩き出しましたが、時間は既に17時近くなっていたので、
ドタバタの観光となりました
しかし、撮るべき場所では、しっかり記念写真を撮って~
書院に足を踏み入れました
この時、「高台寺」では「百鬼夜行展」をやっており、
所蔵の百鬼夜行絵巻や幽霊図等が多数展示されていたんですが、
写真NGだったので、泣く泣く写真撮るのを断念しました
『写真撮っても減るもんじゃないのにね~』
『どうして、日本はこんな風に規制するんだろうね~』
とブツブツ言いながら、次へ向かうと、綺麗な「方丈前庭」が現れました
『こういう所は京都らしくていいな~』
と言いつつ、先へと向かうと~
京都らしい風情に溢れた風景が広がっていました
この風情溢れる風景はねね様も見ていたのかと思うと、感慨もひとしおだったよ~
その後、テクテク歩き~
「霊屋」に到着しました
「霊屋」の中の左右の厨子には秀吉と北政所の座像を安置してあり、
床下は北政所の墓所となっているんだよ~
でも、ここの中も写真撮影不可
どうして肝心な場所は撮影禁止なのか、不思議だわ~
その後、奥の展望台に向かうと~
素敵な風景が広がっていました
この場所から見る京都の景色は昔とかけ離れていると思いますが、
この風景もねね様は見ていたかと思うと、しみじみしちゃったよ~
その後、龍の頭を眺めつつ~
「高台寺」に別れを告げました
因みに、この日はこんな看板が出ていたよ~
(ま、これは備忘録として…)
その後、「高台寺」前の「ねねの道」を歩いていくと~
「御陵衛士屯所跡地」である「高台寺月真院」に到着しました
「御陵衛士屯所跡地」とは、
新選組を脱退した伊東甲子太郎(かしたろう)ら15名が屯所とした場所ですが、
長く日本の中心地だった京都は歴史好きにはたまらない場所なんだよね~
そして、ここにも美味しそうなお店があったけど、時間もないのでスルーしたけど~
『あはは・・・』
やる気があるのかないのか、微妙なポーズがいい味出してるわ~
京都の旅は、まだまだしばらく続きますよ~