昨今の住宅事情から、最近では、
フローリングのアパートも珍しくなく、
畳に布団を敷いて寝る、
なンてお家も少ないとか・・。
柔らかすぎるベッドは、
健康には良くないンでしょうが、
手間のかからないコトを考えると、
やっぱり、ベッドですかネ。
以前、不景気で利用客が減り、
高額な維持費に困った高級ホテルが、
徹底的にサービスを削減した条件で、
1泊2万円以上する部屋を、
ナント、1900円台で利用できる、
宿泊プランが、話題になった事がありました。
条件として、食事無し、タオル、
トイレットペーパー、洗面用具、
テント、寝ぶくろ持参・・。
部屋を汚さないコトが条件。
人件費を削る為、ベッドやシーツ、
消耗品の一切を削除した状態で、
部屋を提供・・・(空しすぎる!)
苦肉の策とは言え、
豪華な部屋で、テントに寝るなンて・・。
でも、2000円しないンなら・・イイか・・。
さて、よく心配事や、不安なコトを取り去って、
安心して眠れることを、
「枕を高くして寝る」と言いますネ!。
江戸時代は、ちょんまげを結っていたので、
まげを崩さないように、
みんな高い枕で寝ていましたが、
高い枕だと、かえって首に負担がかかり、
寝苦しくなりそうなのに、
なぜ枕を高くするコトが、
安心に繋がるのでしょう?。
戦国時代の武士は、
敵がいつ襲って来ても、
物音が察知出来るように、地面や床に、
頭や耳をつけて寝る習慣がありました。
つまり、臨戦態勢の時は、低い枕か、
枕の無い状態で寝るのが好ましかった。
敵に襲われる心配のない平和な世の中になって、
安心して眠れる状況が、
枕を高くして眠れるというワケです。
また、
「項王今咸陽に入って枕を高く、食を安くする」
という中国の故事が、
その由来になっている説もあるそうです。