今日は、「サンゴの日」。
珊瑚礁の環境保全と、一般の人にも、
珊瑚に関心を持ってもらう意味で、
「さん(3)ご(5)」の語呂合わせから、
WWFが、3月5日に制定しました。
珊瑚の死骸は、
浄化作用が高い事で知られています。
寿命の尽きた珊瑚の骨格が、
長い年月の末、波によって細かくなり、
砂状になったものを、
「コーラルサンド」と呼びます。
「コーラルサンド」には、珊瑚が蓄えた、
炭酸カルシュームとミネラルが豊富で、
その砂が長年に渡って海底に堆積し、
「風の谷のナウシカ」の砂のように、
海水をキレイにしている、
と言われています。
このコーラルサンドは、
浄水器の濾過材や、
化粧品にも利用されています。
山口県西部の秋吉台は、石灰石が豊富で、
元々この土地は、珊瑚礁だったと、
言われています。
3億数千年前にできた、南洋の珊瑚礁が、
日本海溝に沈むプレートに導かれ、
運ばれて出来そうです。
珊瑚礁は、岩盤に比べ軽いので、
日本の大陸プレートにぶつかっても、
海溝へ潜り込まず、上へ上へと押し上げられて、
現在の位置まで運ばれて来たそうです。