臥薪嘗胆 ~マツダ訴訟裁判奮闘記~

4月10日 山口県労連会館にて、非正規労働者の2011春闘行動が行われました。


「雇用は正規があたりまえ。均等待遇の実現を」


2011年は、この言葉を掲げました。



開催にあたり、県労連議長より


労働者3人に1人が非正規労働者。4人に1人が年収200万円以下(1100万人)。これは労働者個人の資質や努力不足が問題とか言うレベルではない。


労働が人間を作った。働くことが人間の本位である。


という挨拶を頂きました。



学習会では「雇用は正規が当たり前。誰もが安心して働ける職場を」という題で、非正規労働者が作りだされた時代的背景や現在置かれている状況などを分かりやすく説明して頂きました。



後半には、自治体・教職員・医療などの分野から、派遣・臨時職員・パート・アルバイトといった非正規労働者の取り巻く環境などの報告がありました。


マツダ原告団も集まって頂いたみなさんの前で報告。原告団員の近況とこれまでの裁判の状況。


そして震災などの影響による派遣社員を取り巻く現状と、それに伴うこの「マツダ派遣切り裁判」の意義を唱えました。



最後に山口市街地に場所を移して、東日本大震災救援募金を兼ねた宣伝行動を実施しました。



この震災の影響もあり、これまで厳しかった非正規労働者の環境はますます厳しさを増してくるだろうと予想は出来ます。


しかしながら、いかなる労働者でも、使用者と労働者は「対等」であるとスタンスを壊すことのないようにしていかないといけないと、改めて感じた1日でした。