立て続けに福岡県から本の注文が入り、皆さん一様にブログ
見ていますという内容です。 中には葬儀屋さんもいます。

ん!? なんで福岡?
思い当たるのはひとつしかありません。
以前1100キロの道のりを運転して来られ、わずか1時間
30分話しをしただけで、2件の搬送までお手伝いして頂いた
福岡県北九州で想送メモリアルを経営しておられる立石さん
以外にはあり得ません。

近い地域の葬儀社さんにも影響のある人だと分りました。
葬儀社の方が見てくれているなら、いい機会ですからいつか
ブログで書こうと思っていた事を書いてみます。

立石さんのキャラや考え方は、個人葬儀社なら非常に参考に
なるはずだと思うからです。

葬儀社を始める人の多くは、僕と違い葬儀社での勤務経験が
ある人が圧倒的なだけに、固定概念、既成概念が強い傾向は
否めません。 彼は長年の経験がありながら、葬儀社目線を
何処かで否定している珍しいタイプです。

見た通り体型は丸いですが、フットワークの良さは抜群です。
1100キロを運転してきたのを見ても分りますし、すでに
永代供養墓の建立に取りかかっているそうです。

北九州市の家族葬専門葬儀社 想送メモリアルブログ

また式場を持つのが大変と公営斎場だから安い的な書き方を
する葬儀社もありますが、残念ながら納得はできません。
自宅以外の安価な安置施設は必須だからであり、公営斎場の
広い部屋では少数葬儀は寂しい事もあるでしょう。
その意味でも小さな葬儀のできる式場は必要です。

うちもそうでしたが、最初から安置所、式場は持てなくても
公営斎場だから・・・なんて書かずに、少しでも早く自社で
小さな式場が持てるよう努力することが大事だと思います。

固定概念を持たず、フットワークが良く、明るい葬儀屋さん
という点で見れば、あんしんサポートと非常に良く似ている
ような気がします。

明るい葬儀屋については、誤解の無いよう記しておきたいと
思いますが、ヘラヘラしている訳ではありません。
さらに軽いわけでもありません。
家族を見れば分りますが、葬儀期間中に笑ったり、泣いたり
しているのが家族であり、その家族の雰囲気を壊すことなく
必要以上に暗くならず、温かく送れたと家族が思えるのは、
家族が何でも言える担当者である事、それは根が明るい葬儀
社(担当者)だと思うからです。

この先が、僕より優れている部分と度胸の良さです。

相手の意見を否定せず笑顔で飲み込んでから、自身の意見が
あれば下からものを言う姿勢と、あの体型とあの笑顔です。
多分、衝突する事は殆どないだろうと思います。

本人曰く、自分は緩い的な発言をしていますが、僕のように
自己主張の強い人間は衝突もしますし、信者のような人は確
かに多いですが、嫌う人も沢山いるはずです。 
味方も敵も多い僕より、敵を作らない立石さんは遥かに利口
な人間なのは間違いありません。

しかし彼と話しをすれば分りますが、自分はしっかり持って
いますから、表面はどうあれ本心では自分の意志に反する事
については妥協しないでしょう。

同じ葬儀社の人が、自分より経験の少ない他社の人に話しを
聞かさせてくださいと言うのは簡単でしょうか?
他の葬儀社の人が書いた本を自身のブログに堂々とアップ!
こんな事って普通するでしょうか? できるでしょうか?
これが彼の中にある自信の現れであり、度量の大きさです。

僕は割と度胸の良いほうです。
30代後半には最大1億円の借金も結果的にしていました。
50才が最後の借金と4000万円の借金もしました。
勿論、家屋敷全てを抵当に入れ、それでも足らず保証協会に
支払いをしての1億円でしたが、今は全て完済しています。

ところが葬儀の仕事では借金をする計算が成立しません。
『一寸先は闇』が葬儀という仕事だからです。
高額葬儀を基本とし、利用者が見込めたらビルを建てるのも
決して難しい商売ではないほど利益はあります。
が、低料金での葬儀を基本としたらそうはいきません。
僕が借金を躊躇する最大理由は、僕自身の年令です。
事業の借入は10年間が最大と考えると、完済は71才です。
今は千明と2人ですから、もしもの事があった場合を考慮し
今できることをすべきと考えてしまうからです。

その点、立石さんは若さもあり、度胸も良いし、動きも良い
借金さえ、負担に成らなければこれから成長するのは間違い
ないでしょうし、急成長もあり得る人物に思えます。

今回あえて立石さんの事を書いたのは、全国にある葬儀社、
個人や零細葬儀社で、家族目線の葬儀を目指す方がいるなら
成功すれば、その地域の人達が助かるからです。

葬儀社勤務経験のある方や人間性で立石さんが参考になる方、
葬儀初めて人間なら、僕らが参考になる方、また違うタイプ
であっても、参考になる色々な経営者像があれば良いかな、
なんて思うからです。

こんな事を書くと、誰でも参考になっちゃう・・・みたいな
事を考える人もいますが、全く心配要りません。
文章のやりとりとか、或いは集まって話したとしても、各自
持っている資質は変わりません。 日常の仕事は本来持って
いる性格や考え方が出るものです。
それを評価するのは利用者です。 葬儀社ではありません。

僕も相当前向きなほうですが、彼はそれ以上かもしれません
家族目線の葬儀、低料金での葬儀をしている方、考えている
方々は立石という人間の持つ前向きさは絶対に必要です。

もうひとつ、この5月6月が多分そんな時期だと思いますが
いつも繁忙期ばかりではありませんし、我が道が正しいのか
間違っているのかと思い悩む時期もあるでしょう。

その辺りも含め、向上しあえる仲間、学び合える仲間、時に
叱咤しあえる仲間を必要とする時、欲しい時がくるだろうと
思います。 お互い様の精神で助け合えたら、多くの人達を
助けられるようになる・・・かもしれません。

最後に今回ブログは、立石さんの了解を得ずに書いています。
ご本人に迷惑が掛ったり、心外な時はお知らせください。
即刻削除したします。

投稿前に承認をとって駄目出しされちゃうと、同じような感覚で

仕事をする葬儀社の人達に、全く伝えられないまま何も書けず

に終わっちゃうからの無断投稿です(笑)


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