初回は根本である『葬儀ってなんだろう?』という話題です。

こう聞かれると「葬儀?そんなの決まってる、、、」と話しを

始める人も多いでしょうが、そのあとスムースに言葉を続け

られる人がどれだけ居るでしょうか?

僧侶が棺を置いた祭壇に向かって読経する儀式ですか?

前回書いたように宗教儀式は除外で、その理由のひとつが

仏教徒、神徒、キリスト教徒、イスラム教徒、ヒンズー教徒を

始めとして異教の数は世界レベルでみれば100とか200の

単位でなく1000をゆうに超えるはずで、みな異なるという事、

また日本は宗教に対し世界的にも寛容な国のひとつである

とも言えるし、信仰心の薄い国民とも言えるからです。

典型的な例として生まれた子供は、おくるみを着せて神社に

行き、七五三のお参りも神社、結婚式は教会で挙げ、人生

終幕を迎えた時だけ寺でお世話になる、、当たり前のように

している事でも改めて書くと違和感がありませんか?

でもこれが日本人的な当たり前の感覚だと思います。

ならば葬儀って誰の為に、、何の為に、、何をする事なの?

と考えた時、一番自然なのが『家族との別れ』です。

ともに人生を過ごした家族の存在が居なくなる現実を受け

入れる事が葬儀です。 葬儀は家族、故人と親交のあった

人達が集うのが極々自然です。

普段行き来のない親戚や、顔も見たことの無い仕事上の

付き合い、単に隣保だからと交流の無い近所も論外です。

逆の立場からみても、葬儀に呼ばれたら迷惑な人が多い

のが本音じゃないかな、、、

結論を言えば『故人の別れを受け入れる必要のある人』が

葬儀に集まれば良いってことです。

お別れの会ですから、方法や時間なんて自分達の都合で

行えば良いのです。 

家族が故人にしてあげたい事の中に、宗教儀式が入って

いたとしても、入ってなくてもそれで良いんです。

法律で決まってはいませんが、火葬をするのが一般的な

方法であり、費用的にも安上がりです。

あとは死亡診断書記載の死亡日時から、24時間以内の

火葬ができない事と、火葬には火葬する行政の証明書が

必要なこと、あとは法律ではありませんが火葬場の決まり

としてフタ付の棺で搬入、、という決まりがあるだけです。

現在行われ皆さんが当たり前に思っている葬儀と、ここに

書いた葬儀の根底に大きな違いがありませんか?

皆さんは、宗教者も含め、葬儀を職業とする人達が作った

装飾されたセレモニーが葬儀だと勘違いしていませんか?

色々書いていく中で、今回の葬儀とは?をどう考えるか?

が異なると先々に大きな違いが出てきます。

今回書いた部分が納得できるでしょうか? 納得できる方

なら以降を読まれても違和感は無いでしょうが、納得でき

ない方は以降は暫く読まれないほうが無難でしょう。

但し、今行われいる葬儀、、祭壇を前に僧侶が座り読経を

して、その後ろに家族親族を始めとした多くの人達が列席

するような葬儀を否定している訳ではありません。

あくまで、葬儀の根底、葬儀の根本になるべき部分を書き

出しているのだとご了承ください。

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