団地の一室で3週間前に発見された時は、すでに指紋判別が

できないほどの状態だったというお年寄りの火葬依頼が入る。

少なく見ても逝去から1ケ月以上は経過している訳で、現在は

警察の冷蔵庫で保管されているとのこと。

事前に斎場と連絡を取り、警察署で納棺し、火葬場に移動して

即刻火葬する準備を進めており、日曜日が友引なので明日の

土曜日に火葬予定です。

孤独死の問題は数年前から騒がれていますが、これから更に

増えるのは間違いありません。

また孤独死は老人だけの問題ではなく、若くても脳溢血や心筋

梗塞など突発的な発病なら誰でも起こりうる問題です。

独居生活となる要因は様々でしょうが、老若男女問わず一人で

暮らす人達は、万が一に備える必要があるのは確かです。

家族親族がおられる方は、電話等で朝晩の元気コールをしたり

地域住民全体で少しお節介運動が必要な時代のようです。

『おはよう班』 『こんにちは班』 『おやすみ班』の三班に分かれ

お互いの無事を確認するだけでも、孤独死は減るはずです。

あんしんサポートにも、天涯孤独の方が数名会員登録されては

おりますが、その時が来ても連絡が無ければ動けません。

行政だけに任せたり、民生委員さん達に押し付けて解決できる

問題ではないでしょう。

近所付き合いが希薄になり、それに慣れた今、煩わしいのは

確かですが、自分の命であっても人様に迷惑を掛けて良い訳

ではありませんから、必要最小限の付き合いだけは義務として

すべきかもしれません。

場合によっては日々孤独な時間から会話のある、人の温もりを

感じられる時間に変貌するかもしれませんし、病気で動けない

状況なら、救える命も増えるでしょう。

今は健康であり、若さもあり、こんな話は別世界の事だと思って

おられる方も多いでしょうが、数年先、数十年先の自分には全く

関係の無い話でしょうか? 明日は我が身ではありませんか?

いつか来るかもしれないその時の為にも、今から問題、課題を

解決、改善する方法を人任せにするだけでなく、自分も参加し

試行錯誤する必要があるのでは?

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