咬まれたら、かなり落ち込むのは生理的にダメだから | 越楽回帰な越南生活

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メコンデルタで2度目のチャレンジ!

昨夜は12時すぎまで起きていて、
エアコンも程々冷えてきたので寝ようとベッドの上に寝っ転がったときのこと。

エアコンの温度設定もそこまで低くしておらず、
布団をかぶらずにパンツ一丁で寝てちょうど良いぐらいであった。
読みかけの本もその辺に放り投げ、消灯し、
さぁ、今日も良い夢見ようと思って、
眠りの糸口を探りつつ思考を徐々に深くまで落とし込んでいるうちに
すっかり寝ることができた。

グー
ウー
グー
ウー

と気持ちよく寝ている最中、

突如

「ガブゥッ」

何か鋭い爪のようなもので鎖骨のあたりを刺された痛みが脳に走り、
パッと目が覚めた。

暗い中、ガリバーが小人たちにとらえられたシチュエーションでガリバー視点で
身体の上に乗っかった小人を見るようにすると、
黒いシルエット。
幼い頃からの天敵で、
かつては姿が見えなくても気配を察知してき続けた奴なので、
そいつが何かは瞬時に悟った。

「うわぁーーーー」

そして即飛び起きてベッドから離れると、
今自分が寝ていた枕もとにゴキブリがいる。
大きい。

すぐそばの壁のスイッチを押して明かりをつけたら、
やはりゴキブリであった。

「ゴキブリに咬まれたーーーーーー」

泣きたくなるほどの悲壮感。

そして今日は一人で寝ていてよかったという安堵感。
もし嫁が隣にいたら「うるさい」と怒鳴られていたところであった。

自分の裸の上半身、鎖骨の位置を確認する。
痛みを発したと思うとこである。
特に腫れていたり、黒く痣になっていたりはしていないようだ。

すぐそばの椅子に掛けてあるバスタオルを武器にし、
とりあえずベッドの上で太々しく触覚を動かしながらユクっているゴキブリを
ひっぱたいた。
思いっきりやってゴキブリが潰れてしまったら、
もうこのバスタオルとシーツは僕的には使えなくなり、
それでも嫁捨てたらにもったいないと怒られて、又嫌々使う羽目になるのは目に見えているので、気絶+ベッドから床に落ちるくらいの力でひっぱたいたのであるが、
その瞬間ベッドの上からいなくなり、
床にも落ちたような気配がいない。

もしや手にしたバスタオルにくっついてしまっているのではと、
「うわぁー」
咄嗟に床に放り投げた。
が、いない。

僕は慌てて部屋のドアから出て、階段の端に常備している殺虫剤を取り、
思いっきり部屋の中で周囲に噴射する。
何十秒もかけ続けた後、ベッドのすぐ横の壁に姿を現したゴキブリに向かい、
直接かけまくる。

ゴキブリは下にポトッと落ちるとベッドと床との間の隙間へともぐっていく。
ガサガサと音がするので、おそらくはすぐにくたばると思い、終了。

殺虫剤臭く、目が痛くなるのでこの部屋では眠れずに、
嫁たちが寝てる部屋に行って眠ることにした。
シャワーを浴びてゴキブリが咬んだであろう所を消毒し、
それから嫁のアイパッドで1時間ほどゴキブリに咬まれた後には、
どのような危険があるのかをインターネット検索し、
3時くらいに再び寝た。

朝起きて、嫁に昨夜のことを話すと、
「あなたは毎日ゴキブリを殺しているから、ゴキブリに恨まれているんでしょ。たぶん明日も咬まれる」
と嬉しそうに話していた。

そして今日は朝から風邪ひいて寝込むことになってしまったのだが、
ゴキブリに咬まれたことと風邪ひいたことに、関連性はあるのでしょうか。