後悔先に立たず。後悔後を絶たず。 ・・・3 | 昭和42年生まれ元司法浪人無職童貞職歴無しの赤裸々ブログ

昭和42年生まれ元司法浪人無職童貞職歴無しの赤裸々ブログ

昭和42年生まれの元司法浪人生です。
日々の出来事や過去の来歴を隠すことなく赤裸々に語ります。

家から通っていた図書館へは歩くとゆうに40分くらいかかるが、いつも自転車を使っていた。


図書館は川沿いにあり、川沿いの緑道公園を通って行けば、信号に当たることなく、早く着く。

自転車だと15分くらいだった。


その緑道公園はかなり大きな公園で端から端まで10km以上あった(現に10kmのマラソンコースもあった)。

自転車でそこを往復すると、たいてい登下校中のカップルがいちゃいちゃしている。


長いベンチに二人で座って、肩を寄せ合っていちゃいちゃしていたり、仲良く手をつないで笑顔で喋っていたり。

たまに、男が女の子の服の中に手をいれるようないたずらをする。

女の子はその手を振り払うが、まんざらでもない様子だ。


そういう光景を見てしまうと、1日気分が暗くなる。

朝のたった15分で1日とても暗い気分になる。

あんなのを見るくらいなら、公園を通らず回り道をしていけばよかったと後悔する。


だから図書館に着くと、真っ先に自分を諌める。

自分も合格したら、彼女に同じことをすればいいじゃないか、欲望の赴くままにいたずらをすればいいじゃないか。

笑って許してくれる彼女を作ればいいじゃないか。

そのためには東大に受かるしかないんだ。

東大に受かれば、女は選び放題だし、自分の言うことをきく女だけを選べばいいんだと、自分を言い聞かせた。


ただ、結果として、東大どころか4年浪人してマーチしか行けなかった。

そして、彼女はもちろん、いちゃいちゃする体験すら、44歳の今になっても、いまだ巡ってこない。

女の子から笑顔で話をされたことすらない。

そもそも、笑顔にいたるまでのプロセス、話をする機会すらないのだ。

もし、自分が突然高校生の女の子の服に手を入れたら、間違いなく強制わいせつ罪に問われ、逮捕されるだろう。

実刑を食らうかもしれない。


だからもう、そういう体験は一生できないのかもしれない。

5体満足に人間として生まれ、普通の家庭に育ち、特に大きな病気もしなかった。

なのに悉く人生の選択を誤り、失敗を重ねた結果、日々悶々として生きている。


後悔は次から次へと生まれてくる。