後悔先に立たず。後悔後を絶たず。 ・・・2 | 昭和42年生まれ元司法浪人無職童貞職歴無しの赤裸々ブログ

昭和42年生まれ元司法浪人無職童貞職歴無しの赤裸々ブログ

昭和42年生まれの元司法浪人生です。
日々の出来事や過去の来歴を隠すことなく赤裸々に語ります。

図書館で勉強をしていた時、一番つらかったのは夕方の時間帯だ。


現役の高校生が授業を終えて図書館に勉強しに来る。

昼過ぎまではまばらな図書館の自習室も、夕方になると受験生でいっぱいになる。


自分は地元の都立高校(共学)を蹴って、私立高校(男子校)を選択した。

単に偏差値と進学率だけで、私立高校を選んで、非常に悔いを残したのは前述した。


図書館には、その都立高校の生徒がよく来た。

それもカップルで勉強をしに来ていた。


カップルで勉強。

今までの人生で一度も味わえなかったことである。

人生の大半を試験勉強で費やしたが、カップルで勉強など、一度もなかった。

一度もなかったし、一度だけでいいからやってみたかった。


当時、一生懸命勉強しているさわやかなカップルに猛烈に嫉妬した。

仲良さげに肩を寄せ合って勉強してたり、分からない問題をお互いで聞きあったり、一緒に解いている姿を見ると、とてもとてもいたたまれなくなった。

それをみただけで勉強が手につかなくなることもあった。


それは、自分が高校3年の時に図書館で勉強する選択肢がわかっていれば現役合格できたかもしれない、いや、高校1年の時にそれがわかっていたら東大に合格できたかもしれないという気持ちもあった。

それよりなにより、彼女がいればこんな卑屈な人間にならなかったかもしれない、という気持ちが強かった。


彼らは、デートの一環として図書館で勉強していた(はずである)。

自分がほしかったものを、年下の彼らが両方手にしている。

彼らは自分より若いのに、自分が求めてきたもののを手に入れ、さらに今の自分より上のステージに行こうとしている。


図書館の外壁の赤いレンガを見ると、暗い気持ちになるが、彼らにとってはここは思い出の大切な場所なのかもしれない。

一緒に成績が上がる喜びを分かち合える相手がいて、一緒に努力できる相手がいる。


なぜ、自分はそのような経験をすることができなかったのか。

自分が蹴った高校に通っているくせに、自分が切望し、切望しても得られなかったものをいとも容易に得た(ように見えた)彼らが羨ましかった、妬ましかった。


しかし、変態性欲に支配されていた自分は、そんなお門違いな妬ましさや恨みつらみを彼らに向けながらも、女子高生が足を組みかえたり、スカートを直したりする瞬間は、彼女のスカートの中身をつい見てしまう。


自分の変態性欲は相手を選ばず、むしろ妬ましい相手のパンツを見て、溜飲を下げる。

自分は、彼女のパンツを見てやったのだ。

彼氏は見たかもしれないが、俺も見た。

彼女はきっと俺なんかにパンツを見られたくはなかっただろう、でも俺は見てやった。

悔しいだろ。

と勝手に気を晴らしていた。

ただ、当時は今みたいにミニスカートではなかったため、よほど無理な体勢にでもならない限り見えることはなかったが。


そして、妄想で彼女を凌辱する。

妄想の中で、嫌がる彼女を無理やり凌辱してオナニーに耽る。

そんな毎日を浪人中ずっと繰り返していた。


いまの自分もその時と大して変わっていない。

容貌がさらに醜悪になり、女性との接点は相変わらず皆無である。

街でカップルを見れば、やはり同じことを考える。


後悔は後を絶たない。