とろRockin' On : ミルキィボーイズ その4 | 暗黒演奏会ブログ

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普段は主にtwitterにいるようです。
活動内容や参加イベントの告知など。

昔からの友達と話をする時って、「昔の思い出話」だけで終わっちゃったりしませんか。
それはそれで楽しいんだけど、何度あってもいつも同じ「過去の話」ばっかりしてたりする。

そんな中で、この4人は昔からの関係だけど、音楽を通じて今の話、そしてこれからの話が出来てるって事は、素晴らしいですよね。
ミルキィボーイズへのインタビュー掲載、最終回になります。(前回はコチラ )。

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ミルキィボーイズ 編 その4


■初めての選曲

――じゃあ、音楽の話に戻しましょうか。ギター教室に通っているというお話を聞きましたが。
K 行ってますね。週イチです。

――成果はありますか?
K 教室の成果ですか……。僕はもともと、メロコア(メロディック・ハードコア)が好きなんです。今度復活するHi-STANDARDとか、あの辺が好きで。
それで一番最初に無料レッスンみたいなのに行って、「何がやりたいの?」って言われたので「メロコアです」って言って。「どれぐらい弾けるの?」って聞かれたけど、「何も弾けません」と。自分でコードとか覚えてたんですけど、5つぐらいしか知らないし。
そこで「ああ、でも触ったことはあるんだね」みたいな感じで、メロコアを弾いてくれたりして。じゃあ大丈夫だなと思って、「来週からよろしくお願いします」って通うことにしたんです。

――うんうん。
K ところが、行ったら行ったで、初めはパワーコードとかを教えてくれたんですが、「じゃあリフとかも弾いてみようか」って言われて、メタリカとか弾かされて。

――ええっ?
K 気付けば練習がメタル系になって。このままじゃメロコアじゃなくてメタラーになってしまうからヤバいなと思いつつも、田舎なんで他に教室もないし、致し方なく。

――メロコアをやらせろって言わないとまずいですよ。
そういえば、音楽の趣味の話で思い出したんですが、バンドとしての選曲はどうするんですか?

U 全部僕が決めました。
K 「My First Kiss」はもともと僕がHi-STANDARDが好きなんで、「最高じゃん」ってことで。楽譜も持ってたし。
U 楽譜見たら「これならいけるだろ」って思って、それで1曲目はすんなり決まったんです。
C ……。

――ドラムの方が死にそうな顔してますけど。
U で、あと2曲はどうしようかなと思って。適当に思いついたものをもう1曲ということで、「勇気100%」を。楽譜がなかなか見つからなくてね。ジャニーさんの魔の手が伸びてるんだか何だか知りませんが。
そうこうしてたら何故か彼が見つけてきた。
K 探してたら、ひょっこり。

――おお。
U ギターが2本とか鍵盤が2つとか書いてありましたけど、見ないことにしてね。3人しかいないから。
まあそんな感じで。


■ミルなんとかホームズ

――話をお聞きする限り選曲は大丈夫そうなんですが、そもそもバンド名の由来になったアニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ」はみんな見てるんですか?
U 全員見てますよ。
 強制的にだけど。
C 無理矢理見せられたんですよ。
K 彼の家に泊まりに行った時に、第1話から8話まで見せられました。
ちょうどその時期、家に帰ったらテレビでその続きをやってたんで、僕は結局最終話まで見ました。
U 全話見てるのは僕とこぐまですね。あとの2人は8話までです。

――率直な感想を順番に伺いましょう。
 僕は仕事帰りで頭が痛くて、寝てたんで。なので覚えてないです。

――タケシさんは?
C タケシじゃない……。いやあ、面白いんじゃないですかね。

――作り笑い感がありますね。
U そういうところがつまらないんだよ。

――ほら、言われてますよ。言われっぱなしでいいんですか。
C じゃあ、建前とかを抜きにすると……正直、あまり好きじゃないですね。
U それは個人の好みがありますから。でも、こいつも最初に見てた時は面白いって言ったんですけどね。
C それは建前です。

――おおう……。
 ヤバイな、この空気。
K 怖えよ。俺、なんかへこんできちゃったよ。
 でも寝ながらだったけど、俺が見た回は面白かったよ。ラピュタのパクリのやつ。
U それは面白いとかじゃなくて、ラピュタのパクリってことだけ覚えてたって話だろ!
 うっすら、そこは見た記憶がある。
U 「あまり好きじゃない」よりもはるかに適当な感想だな。
 俺は最後まで見たんだけど、8~9話ぐらいまでは面白かったけどな。
そこからちょっとつまんなくなったかなって印象はある。
U 10話(※『ミルキィホームズには向かない職業』)からシリアスになるんですよね。

――10話ってどんなんだっけ。
U 家が爆破される話です。あれもよく考えたら、爆破する必要がないんですけどね。追い出せばいい話なのに、なぜか爆破する。その後の11話(※『恐怖のグランドヨコハマ峡谷』)で復活して、最終話の12話(※『ミルキィホームズの帰還』)で「ドッヒャー」と終わる。
いやあ、最高のアニメですよ。

――この人は他の場所でもミルキィホームズとプロレスの話しかしないんですよ。
K 本当ですか? しばきまわした方がいいですよ。


■仲良しの秘訣

――プロレスは見に行ったことはあるんですか?
U こぐま以外とは行きましたね。
K 僕は行ってないですね。

――卓球の方が好きだもんね。
K もちろんです。
U プロレスはみんな楽しんでくれてましたね。ミルキィはそうでもなかったかもしれませんが。

――みんなで卓球を見に行ったらいいんじゃないんですか? 石川佳純ちゃんを見に行くとか。
 卓球やってないのは僕だけですからね。

――えっ、他のみんなは経験あったんですか?
U 僕は中学の時に卓球部でしたね。
C 自分も。

――何で卓球部だったんですか?
K 自分の場合はバスケか卓球かで悩んだんですが。

――あんまり並び立つ感じがしないですけどね、その2つは。
 最強のポイントガードになるって言ってたのにな。
K 最強のポイントガードも狙ってたんですが、遊びでちょっと卓球をやったら面白かったので、そっちに。

――体育の時間で卓球やると、卓球部だけすごい高いトスからのサーブとか、スマッシュとかを、素人相手に平気でやってきますよね。
U 僕は体育の時間に、やり慣れてないやつのサーブをスマッシュで返して勝ってましたね。

――そういう卓球部員をどう思いますか?
C まあ、いいんじゃないですか。個人の自由です。

――だんだん、対立から放置になってきましたね。
U 「相手を放っておくのが、関係の長持ちの秘訣ですね」とかなんとか、そんなことを書いておいてください。
まとまると思うんで。


■見どころ

――それじゃあ関係もだいたいわかったところで、今後のミルキィボーイズとしてのバンドの野望というか、こういうことをやりたいというのはあるんですか。
U 10月のライブが終わったら、一旦解散ですね。バンド名のネーミングの方向性に相違があるので。
その後にまた考えます。
K 再結成かな。
C 再結成か、そのまま解散か。
U やる気出せよ。

――やる気出してくださいよ。こっちも解散させるために出してるわけじゃないんで。
タケシに負けずにドラムをがんがん叩いてくださいよ。

C ケガするの嫌なんで……。
K タケシにビビり過ぎだよ。まあ、ヤンキーだから仕方ないな。怖いもんな。

――皆さんも中学の同級生の女の子とか誘えばいいじゃないですか。集客しましょうよ。
キャーキャー言われたいでしょ。

K 「ミルキィボーイズ」じゃ無理でしょ。逆に呼びたくないもん。

――ネーミングだけじゃなくて、いろいろ足並みが揃ってない感じもありますしね。
U そうそう一致しませんよ、意見なんて。人間なんてもともと別の生き物なんですから。

――えっ、そうくるの?
U 大体そんなに一致したら、話すこともないし……そんな感じです。

――もういいです、大体わかりました……。じゃあ最後に、10月に向けての意気込みをお願いします。
K えっ、意気込みですか。いきなり言われても……。

――トップバッターですからね。思うところもあるでしょう。
K うーん……。
U ほら、去年の11月に大塚Deepaに行ったじゃん(※暗黒演奏会リサイタルのこと)。それで、100人以上のお客さんがいましたと。その中でステージ見上げてたじゃん。あそこに立つんだよ。
で、どうしたい? どんな感じになりたい?
K どんな感じになりたいって言われてもな。
C とりあえず失敗しないように……。
U 失敗なんか100%するんだよ。
K かましてやれよ。見せる時には見せつけろって言ったろ。
U とりあえずそんなところです。まあ、観衆を相手にかましてやる、やってやるぞってことですよ。
 『やってやるって』ってやつか。
U 俺たちの風が吹くって!『いいんだね、やっちゃって』って感じですよ。
 結局プロレスネタかよ。
C 自分、あがり症なんで……。
U マイナス要素から入るな。
C いい機会なんで、それを克服できるように……。がんばります。
U いやあ、むかつくコメントですね。

――何でそんなに彼に厳しいんだろう……。
卓球部の試合の時とかはあがり症で失敗しなかったんですか?

K 僕がダブルスで組んでたんですよ。だから彼の失敗はどうとでもなりました。
U 僕は最後の大会は彼と組んでましたね。

――その時はどうでしたか?
U 僕の方がミスが多かったです。
K アハハ!

――ちょっと!
U その点に関しては「すいませんでした」としか言いようがない。僕の方が卓球部ではやらかしてた。
大会の会場でユニフォームを忘れたことに気付いて、大騒ぎした挙句、その日は自分の試合がなかったりとか。
K 確認しろよ!
C いや、もともと出る予定だったんだけど、N崎が代わりに出たんだよな。
U あいつの方が強かったからな。仕方ない。
K N崎か。あいつもヤバかったからな。

――「N崎」って名前なの?
K そう呼ばれてたんです。
 えっ、N崎の話するの?
U もう地元話はいいんだよ! 

――こぐまさんはどうですか? 緊張しそうですか。
K しないんじゃないかなあと思いますけど。まあ、実際その場に立ってみないとわかりませんが。
意気込みとしては、イベントとしてお金を取っているわけじゃないですか。そこに出るバンドのひとつとして、やることはちゃんとやらないとな、ということで、それなりにちゃんと形にしていかないと……とは思ってます。

――いいですね。すごくいいと思います。クニさんは……?
U 何かある? 出ないけど。
 出ないので。がんばってくださいとしか。(※ウマサの本名)ががんばってくれますよ。
U もういいよ。

――じゃあ、最後。(※ウマサの本名)さん、ファンへのメッセージをお願いします。
U もうツッコむのも面倒になってきましたよ。そもそもファンなんているんですか?
まあ、じゃあ……今までの流れからこれを言っても説得力も何もないんですが、ちょっといい感じの話をしたいと思います。
要は、ここに出ることになったのはいろんな縁があったからなんです。それで、暗黒演奏会の人も、そうでない人も含めて、出演者の方もお客さんも、長くても2年ぐらいの付き合いの方なんですよね。
そういう新しい出会いをしてきた人たちと、10年以上一緒にいた友達とが、僕から言えばミックスというか、融合する空間なわけですよ。そういう空間にいられることが、まず冗談抜きで幸せだと思ってるし。
みんなとずっと一緒にいるんで……一緒にいるって楽しいことなんですよ、あれだけなんだかんだ言ってても。楽しいし、言ってしまえば好きなんですよね、みんなのことが。一緒にいてくれたこと、今まで楽しかったことについて感謝もしてますし。こういう場所をセッティングして、提供してくれる人への感謝もあるし、尊敬もあるし。
そういった場所で自分が何かを発信することで、多少なりとも、笑いでもなんでもいいんで、少しでも何かを返していければいいなって思ってます。これは結構真面目な話で。
だから当日の会場は、メンバーにしろ、他の参加者にしろ、お客さんにしろ、そういう人たちに自分が感謝を伝えていく場所だと思っていて。僕なりの努力でそういう場所にできたらいいなあと。そう思ってます。

――はい、ありがとうございます。いいこと言うねえ。
K こいつねえ、頭はいいんですけど、結論からいかないんで、無駄が多いんですよ。

――そこはライターが何とかしてくれるでしょう。
U まあ、タケシの下りとかいらなかったしね。タケシとかどうでもいいんだよ。興味もないし。
C あったら逆に嫌だよ!

――じゃあ、こんなところで終わりにします。ありがとうございました。いやあ、インタビュアーの腕の無さを皆さんのコンテンツ力に救っていただきましたね。
U あんまりインタビュアーのことを考えてないで、こっちで話してばっかりでしたけど。
使えるところあるんですか、これ?

――タケシとか、N崎とか、(※ウマサの本名)さんとか。
U もういいよ!


スペシャルインタビューのミルキィボーイズ編は以上になります。
来週の登場バンドをお楽しみに!!