苦も楽も | つぶやいて 一夜一会

つぶやいて 一夜一会

ぼやいて、ひと言。ひとりごちては、ふた言。今日を無事に終える感謝を想いつも、溜めてはおけないアレやコレ。この夜は、この世。ご縁あっての一期一会。一夜かぎりと読み捨てくだされ。人よ・人へ。

今日は朝から名古屋へ直行でした。

そもそもの用件は、今年から始めた
コンサルタントを交えて進めている
経営改善&事業戦略のチーム会議の
エクストラ分科会のようなもので。

Web系の自社製品開発に関係した内容で、
外部業者主催で開かれる講習会へ
出席するのが目的でした。

そこで、以前と違って
めっきり出掛ける機会が減ったので、
ここぞとばかりに公私ともにアレコレ欲ばって
用事をこなして来ました。


          **


つぶやいて 一夜一会-'11.6.7-1


まずは、伏見のクライアントに
簡単な印刷物の納品を。


これは送料を払っていては
『合わない』程度の利益のもので、
せっかくなら、じかに伺って
お届けがてらご挨拶営業を兼ねまして。

昼は、同じく伏見で
広告制作のクリエーターばかり
共同で事務所を借りている
かつての先輩であり、自営時代の
相棒であったデザイナー氏とランチしながら
近況報告、情報交換、他もろもろ。

つぶやいて 一夜一会-'11.6.7-16

で、午後から名駅にて講習会を受けてから
明日、動画撮影に出掛ける映像会社にて
確認程度の打合せ~電話とメールで
済ませようと思えば可能なのですが。


これまた講習会の会場から、歩いて
5分程度の距離だったので、ついでに。


つぶやいて 一夜一会-'11.6.7-17

で、その後、地下鉄を乗り継いで
みたらしライター女史&彼女の友人の
これまた映像屋さんと、今週に予定してる
やはりDVD制作の取材・ロケハンの打合せをば。

さらにさらに、その後は
いつものゼラチン氏の事務所をのぞいて
ふたりで軽く一杯~♪

(経費削減のため、後輩デザイン事務所と同じく
春先あたりから、一切仕事をお願いしていません)


つぶやいて 一夜一会-'11.6.7-18


           **


ところで、先週末の土曜日。
仕事の合間に、パークランチなど
お気楽に過ごしていたように
思われるかもしれませんが、それなりに
考えさせられることがありまして・・・

と言うのも、その前日の金曜。
昼休み時間に、税理士をしてる知人に
連絡を取ろうとしたのですが。


つぶやいて 一夜一会-'11.6.7-2

この彼は、私が卒業した高校の同窓生。

西三河の中でも少し南に位置する
高浜市という海寄りの地域の出身で。
在学当時はお互い接点がなく、
その存在すら知らない仲でした。

私が、わずか3年ほど自営であった時期、
やはり高校の同窓であり、同じ高浜である
友人のデザイナーに紹介してもらったのです。
(私のランニングの師匠でもあります!)

後で聞くところによると、一般の大学を出てから
メーカー勤務を経て、何を思ったか一念発起。

30歳を過ぎてから名古屋の税理士事務所に
丁稚奉公しながら勉強して、40歳を前に資格取得。
さらに数年、いわゆる御礼奉公を経て
40代の半ばに事務所を持ったのだそうです。


つぶやいて 一夜一会-'11.6.7-3


で、たまたま事務所を構えたのが
私の住む市だったので、こりゃ好都合と
この彼に帳簿を担当してもらっていたのです。

で、今回は、父の相続に関して
ちょっと確かめたいことがあったから、
だったのですが・・・

電話に出たのは、聞き覚えのある
彼の事務所で丁稚奉公中の男性の声。
その彼も、私の名と声を覚えていたらしく
開口一番「お久しぶりです」と。

ただ、それに続いて出てきた言葉に
私はちょっと耳を疑いました。

つぶやいて 一夜一会-'11.6.7-4


と言うのも、3月の下旬のとある朝、
ひとりで事務所にいた時に、
脳溢血に見舞われたそうで。

事務所自体は休みだった土曜のこと。
倒れた彼はまだ意識があったそうで、
この部下の予定をボードで確認。

休みでありながら、ちょうど出勤し
近場のお客のところに行っていたそうで、
20分以内で戻れるだろうと読んで、
倒れたまま決死のレスキュー・コール。

この彼、一人だけの時は用心のために
事務所のドアを必ず施錠しておくのですが。
そのドアのカギを持つのは、彼の他には
この部下だけだそうで、奥方にも持たせず。


つぶやいて 一夜一会-'11.6.7-5

たまたま部下の彼が出勤していて、
これまた、たまたまその時に近場にいたから
救急搬送が間に合ったようなもので。


・・・後から考えても、よく助かったものだ
と、述懐していました。

で、私の父が折々に世話になっていた
総合病院で開頭手術。

そして1ヶ月弱で、あらかじめ探して
入院予約が取れていた私立の総合病院
~こちらは嫁の母親が手術したところ~
へ転院、リハビリ病棟に入院中でした。

それが私の勤務先からクルマで
10分足らずの場所なので、さっそく見舞いへ。
(事が事だけに、容体やリハビリの状況など
詳細な描写は控えますが)


つぶやいて 一夜一会-'11.6.7-6

リハビリ室で、訓練を受ける彼に
ここに至って暗い話をしても仕方ないので、
「仕事を頑張り過ぎたんだよ」と投げ掛けると・・・

「貧乏症だからね、目の前に来た仕事は
どんなに忙しくっても断わりはしなかったからなー」
・・・と、力なく笑い(もどき)を返して寄こしました。

そうなんですよねー。
いつも会うたびに、この彼、
すごくイキイキと張り切ってましたもの!

昨年末、父のことで久々に電話した時も
忙しくって~と、言葉で言いながらも
相変わらずの充実感を感じさせる
実に上機嫌な口調でしたもの。

先の従兄弟と言い、人間、
順調なら順調で、気分が高揚してると
きっと本来は疲れているだろうはずのものに
ちょっと鈍感になるのかもしれない、と
ふと、そう思いました。


そう言えば、GWに会った
親友のプログレ・デザイナーの奴が
やっぱり、いつもそんな感じですもの!

後輩デザイン事務所のボス(後輩)もそう。

エネルギッシュに見える彼らは
誰かれとなく話すことで、前に進み続ける
自身のエンジンに燃料を注入してるんでしょうね・・・

不謹慎な形容かもしれませんが
酸素を体内に取り込むために、ひたすら
泳ぎ続けざるを得ない回遊魚のことを
ふと、連想してしまいました。

つぶやいて 一夜一会-'11.6.7-7


     (それなりに飲んでるし、今もまた自宅で追い酒してるし

     ・・・何だか眠くなってきたので、続きはまた明日にでも)