クリスマス?(2) | つぶやいて 一夜一会

つぶやいて 一夜一会

ぼやいて、ひと言。ひとりごちては、ふた言。今日を無事に終える感謝を想いつも、溜めてはおけないアレやコレ。この夜は、この世。ご縁あっての一期一会。一夜かぎりと読み捨てくだされ。人よ・人へ。

今夜は正真正銘、イヴです。


この夜を楽しみにしてきたカップルの皆さん、

一先日までの寒さも緩んで、まずまずの天候。

良かったですねっ!



さて、私はさる日曜のこと、

4日ほど早かったのですが、

寒風吹きすさぶ中、嫁と一緒に

クリスマスの食事に出掛けました。


前夜の土曜から、

何にしようか嫁と相談しながら、
近場で選ぶとなると選択肢が乏しいゆえ
コレという決め手にかけるものでして。

私は、昨年と同じイタ飯屋さんが
よかったのですが、嫁が乗り気でなく。
嫁がどう?という、いわゆる洋食屋は
私にとっては以前のランチの印象が
今ひとつだったので、難色を・・・・・

で、結局はフレンチに。


先月の結婚記念日もそうだったので、
いっそ天麩羅とか寿司とか、
そんなんでも良かったのですが
一応、建前がクリスマス・ディナーなので・・・

ないものねだりで Dead End-クリスマス・ディナー1.jpg


この日に選んだ店は、同じ市内で
クルマで10分も行ったところにあります。
かれこれ30年くらい前にオープンした店で、
田舎のことゆえ、本格的にフレンチと銘打った
初の(恐らく)レストランではなかったかと。

結婚前も含めて、嫁とも
何度か行ったことがあります。

そもそもこの店を知ったきっかけは、
嫁ともまんざら縁がないわけでもありません。

以前に、私の職業遍歴を
記事に書いたことがありまして、
そこでも触れたことで重複しますが、

改めて、少しばかり・・・。


            **

ないものねだりで Dead End-クリスマス・ディナー2.jpg


私が新卒で入社した岐阜県内の企業では、
当初思っていた仕事内容と違うところから
不満を抱いて、それを父に話したところ、
父の知人であり、店の顧客だった
地元の流通系企業の社長の耳に入りまして、
良ければウチに来ないか、と。

業界として正確に言えば、ホーム・センターや
ホーム・ファニシング、ギフトショップという
当時は複数のカテゴリーにまたがる
複数の店舗を経営されていました。

それが、近々業態を絞り込んで
本格的にチェーン・オペレーションを図り
さらに多店化する構想を温めていた頃のこと。
大手企業の総務・業務系の経験者を迎えて、
その方の配下になる若手スタッフを
求めていらっしゃた時だったのです。

ま、とにかく卒業当時、
コレと言ってやりたいことが見つからなかった私です。

心理学科卒業ということから、サラリーマンなら
総務・人事の畑というステロタイプの進路指導に

疑いもなく決めてかかって、それ以上は
特に考えたり、望んだりすることはありませんでした。

1社目で果たせなかった希望が叶うのなら・・・と
たいして迷うこともせずに転職~入社を決めました。

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私が入社した直後に
新卒入社して来た10人くらいの連中の
入社歓迎会を行ったのが、このレストランです。

そこは中小企業であり、パートさんが多い職場で

会には正社員だけの参加だったため、

総勢で40名くらいだったでしょうか。

当然貸切で、ビュッフェ・スタイル。
仕切りは総務で、上司のもと
私も段取りのアシストをしました。

(私自身の歓迎会はナシ!~先立って、
社長が個人的にやってくれましたが・・・)

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は、この店のオーナーシェフは
その社長の甥に当たる方で、
私と年齢も近かったと記憶します。

若くして料理の道に進み、何年かの修行を経て
実家の隣市にあるこの地に開業を果たされたと
当時、社長からお聞きしました。

それで、社長が応援する意味で
地元の方々と折々に食事に使ったりと、
PRにもひと役買っていたように思います。

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さて、その同じ総務部で
経理を担当していたのが、今の嫁なのです。

私より先立つこと、2年ほど前の入社だったはず。
その前は、某地銀に務めていました。
(嫁は学年で、私より3つ歳上)

銀行勤務当時は、オトコそっちのけで
バリバリ仕事のできる同性の先輩に憧れたそうで。
でも、いつの間にか、モタモタする新卒の男子行員を
叱り付けるようになっていた自分に気づいて・・・

そうして進み行こうとする道が、自身の本質に
ある種「合い過ぎる」かもしれないと、
漠然とした不安と言うか、疑問と言うか、
とにかくストップをかけなきゃと、退職を決意した

・・・と、付き合うようになってから聞きました。

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ま、私はこれまた以前書いた通り、
立派な上司のもと、今度こそ本当に
総務らしい仕事を経験させていただきましたが・・・

やってみて、これは自分の選ぶべき道ではないな、
と思って退職し、レコード店でバイトしながら
夜間の専門学校に通って、現在の業界へと転職。

よりによって、そのプーみたいな時期を含めて
わがままな私にとって、十代からこのかた

初めて1年以上に渡って付き合う仲が

続いた女性であったのが・・・・・現在の嫁なのです。

(わがままな私は馴れ合うとすぐに地が出てしまう)


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専門学校の夜間コースを卒業して
プロダクションに入社したものの、
駆け出しゆえ、給与はかつての3分の2以下。
帰宅も遅く、泊りだって当たり前のようにあるぜと、
折々に念を押すようにして伝えました。

しかも、私は次男にも関わらず
親と同居という条件で・・・
(今にして思えば、彼女もよく決意したねぇ・・・!?)


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            **

閑話休題。


ま、とにかくそんなわけで、
その流通業時代の歓迎会に端を発して以来、
何度かこの店では食事をしました。

この日は、覚えている範囲では
親と同居していた時代以来ですから、
もう12、3年ぶりということになりますか。


店内の雰囲気は相変わらず、
フランスの家庭料理の店って感じで
温もりある親しみやすさに満ちています。

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それでも、かつてはなかった

仕切りなどを設けたりして、
レイアウトはそれなりに変更されていました。

結婚記念日に出掛けた店より
カジュアルで落ち着けるので、
私にとっては居心地のいいお店です。

価格もこなれていますし、
アラカルトも多いし、コースも多彩です。

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さてさて、お茶の時間になったら
上着の内ポケットから、
例のブツを取り出しまして・・・・・

ま、さすがに店内では
ケータイと言えど、プレゼントを開くところまで
撮るわけには参りませんから。

(下のは先日アップしたのと同じ画像です)


ないものねだりで Dead End-クリスマス・プレゼント2.jpg

外へ出てみると・・・
う~ん、この夜は寒かった~!!!


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           **


ここまでは4日前のお話。



今日は朝から、いつもより1時間以上も早く出社。

すぐさま相棒と、得意先のプロジェクトの

1stミーティングのため、名古屋へ。


さすがに週末、年末、師走。


その足で外注先を回り、相棒と別れて

昼食(きしめん定食)をはさんで、

ついでに名古屋市内の得意先に

年末の挨拶に伺った後、再び相棒と落ち合って

別の得意先と打合せに・・・・・


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で、帰社したのが19時。

朝、8時に出てから、11時間も出掛けっ放し。

(ま、これが営業だったら当たり前ですが・・・)


とにかくも、そこから2時間ばかり

アレコレ仕事を片付け、ついでながら(失礼!)、

皆さんへのペタ、コメ、返し・・・など果たして

タイムカードを打刻したら、何のことはない。


いつの通り、22時少し過ぎでした。

           **


さて、正真正銘のイヴである今夜。

皆さんは、どんな方と、どんな過ごし方を

されているのでしょうか・・・・・



どうか、素敵な時間が訪れますように。



♪ I wish you a ~




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