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ようとしたのだ。
仮契約書にあった日付で確認をする。

初日の7月3日は金曜日だった。で、最終日の17日も金曜日である。
つまりは、札幌公演は、金曜日から2週間後の金曜日までの15日間ということになる。
(ヘェ~、金曜日に始まって金曜日で終わるのか???。)
源次郎は改めてその曜日の設定に疑問を感じた。

昭和40年代は、まだ、週休二日制という考え方はなかった。
官公庁でも土曜日は半日やっていたし、銀行の窓口も開いていた。
今でこそ「週末」と言えば金曜日の夜からを連想するが、この当時ではまだあくまでも土曜日が「週末」だったのだ。

それなのに、どうして「金曜日から金曜日」なのか。
ま、劇場側の都合もあるのだろうが、やはり金曜日よりは土曜日の方が集客出来るような気がしたからだ。
あくまでも、素人考えなのだが???。

そうは思いつつも、源次郎は手帳にその日程を書き入れる。
初日と最終日まではページを跨って線を引く。

(ああ???、エルメス メンズ バッグ
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この半月、休みって無いんだ???。た、大変なんだなぁ~???。)
源次郎はそのことに気が付いて、改めて「この商売も大変なんだ」と思う。

学生時代、週に1度の休みは貴重だった。
「今度の休みには???」と思えるから、月曜日から土曜日までを頑張れたような気がする。
それなのに、2週間、いや半月もの間休みも無いとなれば、それは相当なプレッシャーになるだろう。
源次郎は、まるで他人事のように「これは大変なことだ???」と呟いた。


(つづく)



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