皆様、初めまして。


アニマルレスキューチーム~Happy Road~広報担当のアビと申します。


昨日のブログでもお知らせ致しましたが、現在代表のメグは緊急レスキューに着手しております。


お問い合わせのメールには広報担当のアビがお返事致しますが、コメントは代表のメグがお返事差し上げますのでもう少しお時間を頂けたらと思います。



昨日午前中の記者会見で、枝野官房長官が22日午前0時をもって

『避難指示地域』を『警戒区域』に変更する旨が発表されました。


残り時間12時間と言うタイムリミットがある中、浪江町に残して来た

中型犬MIX7匹、猫5~8匹のレスキューをする事になり、一時受け入れ先を探し、大型トラックをレンタカーで手配し、運転手を手配し、大型犬~中型犬用のバリケン7個、小型犬~猫のケージ8個を手配して夕方4時に猪苗代町を出発しました。


レンタカーのトラックは会津若松市にしか無く、1時間かけて取りに行き、バリケンやケージは川俣町にしか在庫が残っていないと言う事で、途中寄り道をして浪江町へ向かう事になりました。


まず川俣町にあるホームセンターへ行った所、手配していたバリケン7個とケージ8個が、店側の勘違い?でバリケンでは無く、サークルが用意されていました。

もちろんバリケンは売り切れ。。。


サークルでは中型犬~大型犬を収容する事は出来ませんが、仕方無く買い求めました。。。

少しは仕切りの代わりになるでしょう。


店側も問い合わせが多く、バリケン、サークル、ケージの区別が出来なくなってしまったのでしょうね。


混乱していた様だと報告がありました。

猫が入るケージは用意されていましたので、大きめの物を買い求め浪江町へ。。。


20㌔圏内へ入る道路には検問があり、長い行列になっていました。


警備をしている警察官の方から『どちらへ行かれるのですか?』と聞かれ、免許証の提示を求められ、浪江の自宅へ帰ると言い20㌔圏内へ入りました。


多くの方々が車やトラックへ、荷物や家財道具を積む姿が多く見受けられました。


そしていざ、飼い主さんの自宅へ。。。


家族以外を見るとパニックになる可能性がありますので、家族以外はトラックで待機です。


家族の方がどんどんトラックの荷台に積み込む子達へ、フードとお水を与え、おやつを与え落ち着かせる様に努力しましたが、飼い主の方の殺気と緊張感が伝わっていますので、みんな興奮状態。。。


トラックの荷台で喧嘩を始める子も居て、大変な騒ぎになってしまいました。


時間の経過も忘れ、必死に積み込みをしていましたが、夜11時頃から警戒している警察車両から何度も『速やかに退去するように』と警告され。。。


中型犬MIX6匹、猫3匹の捕獲しか出来ず、タイムリミットになりました。


20㌔圏内にある浪江町を出たのが深夜11時30分。。。


荷台に多くの子を乗せていますので、ゆっくり走り出し、検問を通過したのが22日0時ちょうど。。。


捕獲出来ず残して来た子達へ、持って来たありったけのフードを置いて来ました。


残して来た子が今後どうなるのか想像したくはありませんが、涙が止まりませんでした。。。


ゆっくりゆっくりトラックを走らせ、途中何度も係留しているリードの緩みや首輪の緩みを確認しながら猪苗代へ戻って来ました。


猪苗代へ到着後間もなく夜が明け、少し休憩して一時預かりをして頂ける所へ搬送しました。


現在は安心出来る場所で保護され、新しい家が見つかるまでの間、預かって頂く事になりました。


今回あまりにも政府側の急な発表と、福島県や自治体への相談や報告も無いまま決定した『警戒区域』の指定には憤りを感じています。


福島県の担当者も報道で『警戒区域』設定を知った様ですから、現場も振り回されていた事も確かです。


残された動物達の事、住民感情など一切考えず、一方的にタイムリミットを決めた日本政府に対し、今までも期待などしていませんでしたが、これ程までも無能なのかと落胆するばかりです。


20㌔圏内で飼い主に見離され、鎖を放され放浪している子達。。。


自宅内で置き去りにされ、餓死している子達。。。


外に係留されたまま餓死している子達。。。


この日本で起きている事なのかと目を疑う程です。


でもこれが現実。。。悲しいですね。。。


今朝方報告があった事実を、広報担当のアビが簡単にまとめました。


今後代表のメグから報告があると思います。


地震後、時間が止まったままの被災地福島県の子達へ、どうか今後も応援よろしくお願い致します。


広報担当 アビ