秋田おばこがほほ笑む駅弁・秋田駅「おばこ弁当」
秋田駅の駅弁といえば関根屋か日本レストランエンタプライズのどちらか。
以前、関根屋の「牛めし」をご紹介しましたので、今回はたま~に無性に食べたくなる「鶏そぼろ」をふんだんにあしらった「おばこ弁当」をご紹介します。
ちなみに「おばこ」とは、17歳から20歳くらいの年頃の秋田美人を総称です。
まあ一言にまとめるならば、「かわいい娘さん」ということです。
<秋田おばこ節>
おばこナー(ハイハイ) 何ぼになる(ハイハイ)
この年暮らせば 十と七つ(ハァ オイサカサッサ オバコデハイハイ)
十七ナー おばこなら 何しに花コなど 咲かねとナ
咲けばナー 実もヤ生る 咲かねば日陰の 色紅葉
私は生粋の秋田県人ですが、「おばこ」と言われて連想するのは秋田民謡「秋田おばこ節」です。
この唄は秋田県の中央を流れる大河・雄物川を取り囲む秋田県仙北郡から生まれた民謡で、私たち秋田県民には非常になじみ深い唄であります。
さて肝心のお弁当ですが、ご覧の通り中央に配置されたご飯の上半分には生姜の効いた鶏そぼろが、そしてまた半分には炒り卵が載っています。
さらにど真ん中には鶏の照り焼き!
右半分には野菜の煮ものや練もの、左半分には卵焼き、塩鮭、練もの団子、そしてデザートの杏が並んでいます。
なんといいますか、ホント素朴なお弁当であります。
でもね~、味気も色気もない幕の内弁当よりもこちらのほうが秋田らしさを感じるんですよ。
これで欲を言えば、山菜の宝庫・秋田らしくフキの煮付けとかぜんまいの煮物なども欲しいところですね~。
徹底して秋田を名乗るならば、徹底して秋田らしいお弁当にしてほしいものです。
まあ贅沢はさておき…。
子供のころから私は鶏そぼろが好きでした。
形の大きなおかずよりも、そぼろと炊き立てのご飯があれば朝から何杯でも食べることができました。
そんな記憶がしっかり根付いているんでしょうね~、ふと夜寝ている時に食べたくなって(さすがに夜中は食べませんが…)、冷凍庫の挽き肉を使って翌朝用に鶏そぼろを作ってしまうこともままあります。
だから、これはこれでいい弁当なのです(笑)。
どちらかといえばヘルシー系のお弁当でしょうか。
******弁当情報******
日本レストランエンタプライズ
秋田県秋田市中通7-1-1
018-834-4157