人との関わりにおいて、感謝は欠かせません。
人間関係を順調に運ぶために、
感謝は強力に後押しをしてくれます。
例えば、誰かと再会したとき、こう言ってみましょう。
「この前は、ありがとうございました」
反射的に心当たりがない場合、
相手は「何だっけ?」と驚くかもしれません。
「何を狙っているの?」と疑うかもしれません。
親子関係だったり、家族の間であれば、
そんなに簡単にだまされないわよ~。
テストの点が悪かったの?
前から言っていたゲームが欲しいの?
お小遣いの値上げ交渉?
夫婦の間なら、
何を隠そうとしているの?
浮気でもしたの?
転勤? 左遷?
それとも、本の間に隠している、へそくりがばれた?
なんて、様々な思いが一気に去来するかもしれません。
そうですよね。
特段感謝される理由が思いつかないとき、
いきなり感謝をされると
不自然と感じるかも知れません。
でも、そのような、様々な心理反応は置いといて、
とにかく感謝の言葉を伝えてみる。
そして、その後、理由を考えてみる。
まるでテレビのクイズ番組に出演しているように、
とにかくまず、ボタンを押してから、
答えを考えてみる。
感謝をすることって、沢山あって、
その理由がまったく見つからないということは、
意外とありません。
例えば、その人と、前回会ったときのこと、
それを細かく思い出してみます。
そうすると、感謝することが発見できます。
ささいなことで良いのです。
楽しく話ができた。
にっこり笑ってくれた。
一緒に食べた食事が美味しかった。
一緒に歩いた道の草花がきれいだった。
お天気がとても良かった。
元気に歩ける自分がいた。
美味しいものを、美味しいと感じることができた。
草花の美しさを愛でることができた。
天気の良さを感じることができた。
そんなことだけでもいいのです。
家庭では、
家族が一日の出来事を、こぼしたり、
喜んだりしながら話してくれた。
お弁当箱がきれいに空になって返ってきた。
珍しくお父さんが早く帰ってきて、
夕食を全員でとることができた。
すべてが奇跡の連続、
感謝の連続なのです。
感謝は、言えば言うほど、人間関係がよくなります。
頭の、トレーニングにもなります。
感謝は、しすぎるくらいで、ちょうどいいのです。
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